ようやく本命の彼女と決行できる段階まで来ているあなたは本当に素敵です。
そこに水を差すようですが、結婚前に彼女の価値観をしっかりと確認することをお勧めします。
結婚は契約であり、一度結んだ契約の破棄(離婚)は難しいです。離婚は結婚の十倍の労力が必要というのは決して間違いではありません。
だからこそ、失敗の可能性をできるだけ小さくする必要があります。
では、彼女のどのような価値観を確認すればよいのでしょうか。結婚歴7年目となる私が解説します。
目次
1.結婚前に彼女に確かめておくべき価値観や考え方
基本的には仕事、お金、子ども、友達付き合いの4点を確かめましょう。
(1)結婚しても仕事を続けるか否か
結婚後も仕事を続けるか否かは女性側の選択となりますが、男性視点では仕事を続ける女性を選択するほうが無難です。
第一に、世帯収入の総額が上がります。
彼女が30歳、年収が300万であっても、60歳まで働いてくれれば世帯収入はプラス9000万円です。これは到底無視できる金額ではありません。
第二に、万が一離婚という選択肢が現実となった時、働く女性の方があっさりと合意してくれやすくなります。
経済的に自立している女性はお金の問題が小さいので、女性の離婚を引き出しやすくなるためメリットとなります。
女性から離婚を切り出してくる可能性も高まりますが、それはよほど大量の問題が積みあがった場合です。問題が大きくなる前に話し合いを積み重ねることで回避できます。
逆に、専業主婦はお金の問題から離婚を拒絶することが多く、泥沼化しやすいです。
自分の食い扶持がかかっているため、簡単にATMを手放しません。
また、女性は弱者を武器にできるので、滅茶苦茶な言い分でも一定の人間が受け入れてくれるなど、面倒な要素があります。
タチの悪い女性は、入籍後に勝手に仕事を辞めるという暴挙をかましてくることがあります。一度結婚したからには簡単に離婚はできないよね?と足元を見てくるのです。
婚約前に、勝手に仕事を辞めたら離婚することを確認&録音は、あなたの人生を守るための必須要件と言っても良いでしょう。
(2)お金に対する価値観や資産状況
このサイトによると、お金を離婚理由とするケースは5位〜6位となっています。
しかし、実際にお金を理由とするだけでは簡単に離婚できないのが実態です。そのため、以下の要素については婚約前に確認しておくことをお勧めします。
①借金の有無
基本的に、互いに個人的な借金は一切無い状態で結婚しましょう。
クレジットカードのリボ払い残高はもちろん、奨学金なども基本的にはNGです。
借金がある場合、結婚後の生活でお金に関する問題が発生しやすくなりますから、最初から問題点を取り除くのは当然の判断です。
もし彼女に借金があって、それでも結婚する決断をする場合、現実的な返済計画を立てて実行することを、彼女の両親等を交えて確約させてから婚約しましょう。
例えば、女性が正社員やパートなどで働くことが必須となります。
自分の借金は自分で返させることは、男女平等の流れに合っていますから、後ろ指をさされる理由はありません。
もしここで、彼女や彼女の両親が「彼女の借金は男性が返すべきだ」などと主張してきた場合は地雷物件の合図。さっさと損切りしたほうが無難です。
もしかすると「良い借金もある」と主張されるかもしれませんが、一般人がいい借金なんて持っていないのが現実です。
なぜなら、いい借金とは「銀行が融資をOKしてくれるレベルでの事業計画が要求」されるからです。
銀行の融資を受けられる借金計画ならOK、そうでないなら借金を返済するまで待つか、無理そうなら破局を選択しても良いでしょう。
当然ですが、これは男性側にも当てはまります。まずはご自身の借金をきちんと清算しておきましょう。
②家計管理
家計管理は基本的には一番稼ぐ人間が行うのが原理原則です。多くの場合で男性(つまりあなた)になるでしょう。
なぜなら、お金を稼ぐ苦労を知っている人間が管理すると、無駄遣いをしにくくなるからです。
日本ではなぜか「家計管理は女性の役割」と信じている人がいますが、こういう人の大半は、他人の金を管理して自分が都合よく使いたいだけです。
家計管理をしたいなら俺より稼いでからにしてくれ、とはっきり主張しましょう。
例外としては、彼女がFPなどの資格を有している場合はお願いするパターンもあると思いますので、臨機応変に対応しましょう。
当然ですが、家計管理する側はいつでも資産状況を見せられるようにする義務があります。権利の主張だけではなく、義務もしっかりと果たすことが大切です。
女性に家計を任せる場合でも、ここはしっかりとしておきましょう。
③資産運用に対する姿勢
現代社会は働いてお金を稼ぐ事に加えて、お金を働かせてお金を得ることも重要です。
普通の人ならNISAを活用した長期保有の株式投資(オルカンやS&P500など)となるでしょう。
実際に運用するか否かは置いといて、最低でもこの程度の資産運用を認めてくれる程度の女性を選択することが大切です。
仮に1,000万円を年利2%で30年放置すると1,800万円程度になります。
これに配当を毎年得られることを考えると、総合計で2倍近い差となるでしょう。
なお、この試算はかなり控えめであることを付け加えておきます。
ただし、結婚すると資産運用は夫婦の合意が必要となります。
最初の説得に時間をされているようでは先が思いやられます。
だから、最初から資産運用OKの女性を選ぶほうが話が早くなるのです。
(3)子供を産んでくれるか否か
子供を産むのは文字通り命がけですから、妻の意向を最優先するのは当然の話です。
だからといって、男性の希望を蔑ろにしてよいという話とは無関係です。
特に、産むか産まないかで話がすれ違ってしまう場合は深刻なので、結婚の決断は女性の言い分や希望を何度も確認してから行いましょう。
また、その時の彼女の発言は都度録音するなどして、想定外の状況に備えておくことをお勧めします。
なぜなら、子作りには男女問わず、タイムリミットが存在するからです。若い貴重な時期ですから、できるだけ揉めることが無いように準備しておきましょう。
それでも揉める可能性がありますので、その際は女性の有責で離婚して早々に損切りできるように十分な準備(そのための録音)をしておくほうが無難です。
(4)子育て中に子供を置いての日帰りの遊びや外泊を認めてくれるか否か
実は少なくない女性が、「私も遊びに行くのを我慢するのだから、あなたも我慢して!」という価値観を持っています。
子供が生まれたら母親と父親に自由はないという主張であり、一見するとごく普通に見えます。
しかし、お互いが平等に我慢する必要はあるのでしょうか?やりたいことを我慢して、いつしか歳をとって諦めるというのは実にもったいないと思います。
私の経験上、互いに「遊びに行ってもいいよ、家や子供の面倒は任せろ!」という方が、間違いなく楽しいです。気分転換にもなります。
そのためには、互いに数時間~数日程度は一人で家事や育児ができることが必須なので、あなたも毎日家事や育児を頑張り、妻に認めてもらう必要があります。
その結果、あなたも妻も好きなことができるのですから、これこそWin-Winの関係と言えるでしょう。
実際に、私は子供の世話を妻に任せて1泊2日旅行を何度もしていますし、年に1回は友達と三泊四日の旅行もしています。
逆に妻が友達とお茶や旅行する時は私がワンオペで面倒を見ます。お互い様です。
それで、私と妻との関係性は年々良好になっていますし、子どもたちからの信頼も高止まりしています。
我慢にも必要なものと不要なものがあります。互いが自由にできるような関係性を築けると、家族関係、子供との関係、そして自分自身の人生の全てが充実した人生になりますよ。
以上、結婚前に彼女に確かめておくべき価値観や考え方について解説しました。
最低限、仕事、お金、子ども、友達付き合いの4つはお互いの価値観が合っていることが望ましいです。どうしてもすり合わせが難しいなら、悲しいですが別れを選択するほうが良いでしょう。
成人した人間の価値観を変えることはほぼ不可能です。不可能にチャレンジするより、あたらしい女性をゲットするほうが現実的で展開が早いです。
個別抱えている事情によっては上記以外の確認も必要となりますが、上記を全て確認してクリアできるなら、他の条件も何とかなるでしょう。
結婚は理想ではなく現実的な判断が必要です。愛だけで何でも乗り越えられるわけではない事は、きちんと理解しておきましょう。