女性とのデートで奢るべきか、奢る必要はないか。
これは永遠の論争に見えますが、モテる男性はきちんと回答を出し、現実的な対応策を取っています。
今回はベーシックな戦略を1つ、そして私が実践してきた戦略を1つ、合計2つを紹介します。
どちらも有力な方法なので、迷っている方は一度お試しください。
目次
1.デートで女性に奢るべき?奢らなくてもいいの?
結論から書くと、奢る戦略と奢らない戦略のどちらも、状況によってどちらも正しくなったり間違いになったりします。
(1)女性によって奢りに対する価値観が違うから
私の経験上、奢りに対する女性の価値観は以下のような割合となっています。
- 奢りは絶対に必要…30%
- 割り勘のほうがいい…30%
- 特に意見を持っていない…40%
つまり、奢ればOKという考えも、奢る必要はないという考えも、相手の女性の価値観次第では正解にもなれば不正解にもなるのです。
(2)奢ればOKという考えは安直すぎる
それでも奢る女性から好印象を得られるのでは?というのは、先ほど書いたように確実な話ではありません。
それ以外にも、奢る事には以下の弊害があります。
①女性に心理的な負担を与えやすい
奢られたら嬉しいですが、人間関係のパワーバランスが対等ではなくなってしまう印象を与えるデメリットがあります。
人間は正当な対価であれば素直に受け取ります。例えば、「遠方からわざわざ来ていただいたので、ここの食事代は持ちますね。」と言うことであれば、比較的容易に受け入れてもらえるでしょう。
しかし、そのような理由が無いなら注意したほうが良いです。正当な理由が無い報酬に対して、人間は警戒したり、マイナスの気分を抱えるからです。
②男女平等の価値観に逆行する
現代は男女平等の価値観が強くなっていますので、恋愛的な意味で対等に接することができる関係性を持つほうが有利となります。
そもそも、強引な奢りは「人の話を聞かない男だ」と判断されて、今後の関係をNGされてしまうこともあるのです。
デートだから男が奢るものという価値観を押し付けてはいけないのです。
③奢っても次のデートが実現するわけではない
そのデートでのあなたの印象が悪いと、奢っても奢らなくても次のデートはNGされてしまいます。
このことを理解せず、「奢れば次のデートにつながる」と考えると、恋愛で苦労することになります。
④後から奢らなくなると評価が大きく下がる
最初は奢っていたけど、彼女にしたら奢らなくするのは危険です。人間は一度受けた恩恵を取り上げられると、非常に大きな損をしたように感じる性質があるからです。
例えば資産運用なら、1万円の損失をした時の感情を打ち消すには、2万円以上の利益が必要です。(経験あり)
だから、途中で奢るのを辞めると評価が急落して、破局しやすくなってしまうのです。一度奢り始めたら、最後まで奢り続けることが肝要となるのです。
以上、奢る戦略と奢らない戦略のどちらも、状況によってどちらも正しくなったり間違いになったりする理由を解説しました。
では、どのように対応すればよいのでしょうか。最初にベーシックな方法を紹介します。
2.基本戦術は「奢りの提案」と「断られたら奢らない」の合わせ技
最初に紹介するやり方は、「まずは奢りを提案して、女性の反応がOKならそのまま奢り、NGなら割り勘や個別会計にシフトする」というやり方です。
非常に有効な方法なので、ぜひマスターしてください。
(1)大多数の女性をカバーできる
デートにおいて男性は女性に奢るべきだという価値観は、今でも根強く残っています。そのため、奢りを期待している女性は少なくありません。
一方で、金銭面で男性に依存したくないと考える女性も沢山います。彼女たちの多くは男性に奢られることを求めていませんし、むしろ避けたいとすら思っています。
これら両方の層をカバーするには、最初に「ここは私が払います」と奢りの提案をするのが良いです。
奢られたい女性は「ありがとうございます」「よろしくお願いします」と肯定の返事をするので、そのまま会計してスマートに奢れます。
奢られたくない女性は肯定しない、あるいはやんわりと拒否してくるので、その時は「では、割り勘/個別会計でお願いします。」と切り替えればよいのです。
こうすることで、大部分の女性をカバーすることができるようになるのです。
1回質問を挟むことで、あなたの思い込みではなく、きちんとコミュニケーションを取ることができます。
それによって、「女性の意見を聞くことができる男性なのね」と好意的な評価を得ることができます。
さらに、女性に意思確認をしているので、男性側の押し付けにならないメリットも得られます。
(2)慣れたら女性との会話次第でアレンジする
ある程度慣れたら、先ほど紹介した会話を応用することもできます。
例えば、デート中に女性の元カレトークをしてもらいます。その中で元カレ達から奢ってもらっていることが多いと察したら、この女性には奢りが有効と判断できる場合があります。
このような女性に対しては、奢りを提案して1回断られても、もう一度奢りを提案するほうが次のデートにつながる可能性が高くなります。
本心は奢られたいけど1回目は断る女性はかなり多いです。2回言われることで、男性に「奢りたい」と言われたから仕方なく受け入れた、という名目を得たいと思っているのです。
このような面倒くさいコミュニケーションをしたがる女性は珍しくありませんので、その点を考慮した接し方をすると高評価を得ることができます。
アレンジは女性に対する洞察力が必要となるので、女性慣れをしていることが前提の方法となります。
デート慣れしたらこの方法を使ってみるのも良いと思います。
(3)このようなやり方を否定する女性は無視してよい
もちろん、全ての女性をカバーすることはできません。反発する女性もいます。いわゆる「聞かなくても女性の気持ちを察してよ!」と考える女性達ですが、彼女たちは無視して構いません。
なぜなら、この手の女性は会計以外でも同じような主張をしてくるからです。会計なら察する手段もありますが、あらゆる場面で察してを求められると、的確に対応することが極めて難しくなります。
また、この手の「察してちゃん」は全体で見るとかなり少数派であるため、無視してもあなたの恋愛に与える影響は非常に小さいものとなるからです。
それなら、1回の質問でキチンと意識表示してくれる女性にきちんと対応していくほうが、彼女のゲットはもちろん、ゲット後の交際や結婚生活を続けやすくなります。
面倒な女性や少数派の価値観は無視するほうが、長い目で見た時に、あなたの恋愛をシンプルなものにしてくれますよ。
以上、ベーシックな方法を紹介しました。
続いて、私が愛用した方法(多少難易度が高い)を紹介します。
3.次善の戦略としての「奢らない戦略」
もう1つの戦略は、最初から奢らないという戦略です。
デメリットもありますが、総合して得られるメリットがかなり大きいので、試す価値のある方法だと思います。
ちなみに、著者は恋愛活動の中盤以降は、この戦略を使っていました。
(1)お金のかからない女性をゲットしやすい
恋愛活動では何かとお金がかかります。特に若い男性ほどお金が少ない傾向にあると思います。
マッチングアプリをするなら毎月数千円の課金が必要です。ランチデート1回でも最低2千円近くかかります。ホテル代は男性持ちですし、彼女をゲットしたら交際費用も馬鹿になりません。
順調に恋愛活動ができているなら、毎月3万円とか5万円の支出は普通にあるでしょう。
だからこそ、お金のかからない女性をゲットするほうが、長い目で見た時に恋愛活動を続けやすくなります。結果、理想の女性に近づきやすくなるのです。
こういう事情を考えると、奢らない意思表示をすることで、お金にがめつい女性が自ら去ってくれるように仕向けるのは有力な戦略となります。
この手の女性をキープするには相当な経済力が必要なうえ、本人は働こうとしないことが多いので、不良物件に近いのです。
あなたが30歳なら、その女性と50年以上も一緒にいるわけですから、優良物件かそれに近い物件を入手するほうが良いに決まっています。
(2)あなたの人間力が高まりやすい
奢る人は「お金」で女性からの好印象を得ることができますが、奢らない人は「お金」という武器がありませんので、単純に不利となります。
だからこそ、見た目や会話、気づかいや道徳など、あらゆる面で普通の男性より高いレベルになることを要求されるのです。
結果として、あなたの人間力や男としての魅力が高まるのです。
これが今後の恋愛活動において非常に大きなプラスの効果をもたらしてくれることはもちろん、ゲットした女性を恋簿とや妻としてキープし続ける時に重要な効果を発揮することを、簡単に想像できるでしょう。
(女性もですが)男性は年齢とともに求められる役割がどんどんレベルアップしていきます。そこには気づかいや子育てへの協力など、お金では解決できない問題が山のようにあります。
だからこそ、お金の力に頼らない恋愛をすることは長い目で見て有力な選択となるのです。
(3)普通の人より沢山の出会いが必要となるデメリットには注意する
奢らない戦略の欠点は、次のデートをお断りされやすくなることです。
残念ですが、「男性はデートで女性に奢って当然」と考える女性達(全体の30%程度)からは、高確率で次のデートを断られてしまいます。
残り70%の女性も、絶対に次のデートに勧めるわけではないことを考えると、奢る戦略と奢らない戦略を併用する男性より、次のデートに進める可能性が低いのです。
これに対応するには、出会いの量を増やす必要があります。
例えば、週に1回の新規女性と出会うところを週2回に増やしたり、友達作りを今以上に精力的に進めるなど、努力でカバーする部分が多くなります。
お金という武器を使わないのですから、他の部分でカバーする必要があるということです。
以上、最初から奢らない戦略のメリットとデメリットを紹介しました。
まとめると、ベーシックな戦略は「最初は奢りの提案をして、女性の反応で奢るか奢らないかを決定する」、もう一つは「最初から奢らない」という方法です。
どちらの戦略も、「女性に奢ればOK」という戦略より有用だと思いますので、お好みの方法を使っていただけると幸いです。