「モテる男性は聞き上手」は多くの方が聞いたことがあると思います。これは本当なのでしょうか。
実は、交際相手がいる状態では聞き上手が優れますが、交際相手がいない状態では話し上手を意識するほうが良いです。
なぜ違うのか。この理由を、人間関係の進展と比べながら解説します。
後半では「最初に優先すべきは話し上手である理由」について解説します。
目次
1.男性は話し上手と聞き上手はどちらを優先して身につけるべき?
結論から書くと、最初に身につけるのは話し上手にする方が良いです。(最終的には話し上手と聞き上手の両方必要。)
その理由を、人間関係の進展と比べながらお話しします。
(1)友達未満の仲では話し上手が有利
この段階では話し上手がとても有利となります。
なぜなら、ほとんどの人は、あまり知らない人、よくわからない相手には警戒します。
特に女性は、初対面や知人程度の男性に積極的に話しかけません。女性から話しかける理由が無い事、そして自分が何もしなくても他の男性が声をかけてくれることを経験上知っているからです。
つまり、あなたが初対面や知人程度の仲の人と仲良くなりたいなら、あなたから話しかけ、自分が何者なのかを伝えて、警戒を解く必要があるのです。必然的に、話し上手にならざるを得なくなります。
また、話しかけるには「(女性視点であなたから)話しかけられることに納得できる理由」が必要となることが多いです。ここを上手にクリアできる男性は、女性と仲良くなりやすいです。
これをクリアしやすいのが職場です。「仕事」という明確な理由があるので話しかけやすいです。これが、職場恋愛が起こりやすい理由の1つでもあります。
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このような事情から、あまり仲良くない状態では話し上手が非常に有利です。初対面や知人程度の仲だと、あなたと女性の会話量は「あなた8:女性2」くらいになるでしょう。
(2)友達~口説き中はバランス型
女性と友達程度の仲になると、女性から話してくれる、あるいは話しかけてくれることが増えてきます。
会話も女性主導で進む場面が増えるので、聞き手に回ることも出てきます。会話のコントロールを二人でしているようになるので、自分ばかり話さなくて済むので楽だと感じるようになってきます。
この段階の会話量は、「あなた5:女性5」くらいになります。大体同じくらいの量を発言をしているということです。あなたの親友や友達と会話している時を思い返してください。個人差はありますが、ずっと話を聞いているに回るのではなく、話し手と聞き手の両方をしていると思います。
(3)交際開始以降は聞き上手
交際が始まると、男性は女性の話を聞く側に回ることが圧倒的に増えます。これはなぜでしょうか。
大抵の人は自分の感情や本音を抑えて生きています。特に女性は、男性より感情で生きている面が強いため、感情を抑えて生きるのは(男性より)苦しいのが実情です。
しかし、人間関係や社会生活を考えると、いつも素直でいるわけにはいきません。本音には相応のリスクがあるため、本当に信頼できる人だけに話しますが、話し足りないことも珍しくありません。
そこに「交際相手」という、信頼できる最高の相手ができたのです。女性は抑え込まれていた本音を素直な感情でドンドン語るようになります。
これが、仲良くなればなるほど女性が圧倒的に話し手に回る理由です。逆に、あなたは聞き役に徹する場面が増えてきます。
「聞き上手がモテる」とはこの部分を指しています。実際、この段階の会話量は、「あなた2:女性8」程度となり、初対面の頃とは真逆になります。
この段階では聞き上手が圧倒的に求められるのです。実際、交際から結婚生活まで考えると何十年と聞き上手になる必要があります。
以上、話し上手と聞き上手は両方必要という理由をお話ししました。当然、両方とも必須スキルです。
では、話し上手と聞き上手はどちらを優先して身につけるほうが良いのでしょうか。後半で解説します。
2.最初に重視すべきは話し上手である理由
実は、話し上手から身につけるほうが良いです。その理由を解説します。
(1)恋愛活動の序盤は出会いづくりと友達作りが重要だから
恋愛活動の序盤では、初対面の人や知人など、あまり仲良くない人と会話する機会が非常に多くなります。
なぜなら、恋愛で悩んでいる人の大半は友達が少ないのです。逆に言えば、恋愛活動を順調にするには、一定数以上の友達を作ることが必要です。
友達が増えるメリットは以下の通りです。
- 女友達から恋人に関係が進展しやすい
- 男友達や女友達から、別の友達を紹介してもらいやすい
- 友達を作る過程で会話能力や口説きの力が高まる
そして、初対面の人と友達になるには、前述のとおり、自分のことをできるだけ語り、「俺はこういう人だ」と言うのを知ってもらい、相手に警戒心を解いてもらう必要があります。だから話し上手になることを優先せざるを得ないのです。
初対面や知人程度の仲でも会話のキャッチボールをするのだから、聞き上手も必要では?と思うかもしれませんが、それは無理です。
なぜなら、仲良くない時点では、女性が主体的に会話をしてくれないからです。あなたが無理に聞き役に回ると、あなたと女性の間にはしばしば気まずい沈黙が訪れます。そのくらい、初対面や知人の女性は、あなたとの会話に消極的です。
そして、女性があなたに心を開かない限り、聞き上手というスキルの出番はありません。
結局、優先順位を考えると聞き上手というスキルは、後から身につけても間に合うのです。
私の経験でも、初対面の女性に対しては、女性に話をさせない勢いで喋るくらいの意識を持っているほうが上手くいきやすいです。
(2)初対面の人と話す機会は恋愛活動が終わるまで続く
先ほど書いた出会いづくりと友達作りは、(結婚するなどして)恋愛活動を終了するまで続けることになります。それは、より良い女性を彼女にするためにも必須だとわかってしまうからです。
だから、恋愛活動を続ける限り、話し上手という能力は使い続けることになります。
「え!?彼女をゲットしたらもう出会いを作る必要は無いのでは!?」と思うかもしれませんが、現実は違います。
なぜなら、あなたがゲットできる彼女のレベルは、あなたのレベル以下となるからです
恋愛活動を始めてから、最初にゲットできる女性のレベルはあまり高くないことが多いのです。それはあなたのレベルが高くないからであり、仕方がありません。だから彼女に心から満足することはあまりありません。
ところが、恋愛活動を続けるほど、あなたの人間としての総合力は高まります。人としての魅力はもちろん、男性としての魅力もどんどん高まるからです。また、出会いの質自体もいつの間にか高くなっていきます。
これにより、以前では仲良くなれなかったハイレベルな女性や男性と友達になることが増え、それがゲットする女性のレベルを引き上げ、彼女に対する満足度も高まるのです。
同じ付き合う、結婚するなら、よりレベルの高い女性の方がいいのは当然です。高いレベルの女性の存在は言い表せないほどの価値があります。そのためにも、友達作りは恋愛活動の最初から最後まで続くのです。
(3)聞き上手になるには話し手としての経験が必要
話し手としての経験が多いと、話し手がされて嬉しいこと、嫌なことがわかるようになります。それにより、あなたが聞き手に回った時に的確な配慮ができるようになるのです。
これらは本やネットで知識として身につけることもできますが、感情変化を伴う実体験を通すほうが早く身につきます。
話し手としての経験として、例えば以下のようなことが挙げられます。
- 話している途中で、別の人が「そういえば私も~」と自分語りを始められてしまい、腹が立った
- ただ黙って話を聞いてくれるだけでもの凄く嬉しい
- 頼んでもないアドバイスは邪魔でしかない
- 他人の失敗談で笑いを取る人は意地が悪いと感じる
これらは未経験だと「ふーん」で終わると思いますが、経験していると深く納得できると思います。
また、話し手をしていると、時々「ものすごく聞き上手な人」に会うことがあります。彼/彼女と話していると、とても気持ち良く話し続けることができるのです。
このような人と会話すると、「俺もこのように会話しよう」「この部分は直したほうがいいな」など、非常に参考になります。話し手の経験値が十分に高いと自主学習ができるので、聞き手に回った時に応用が利くのです。
逆に言えば、話し手の経験が不十分なままで聞き役に回るのは上手くいかないことが多いです。
話し手が何を望んでいるか理解が足りず、独りよがりな判断をすることが多いのです。
それどころか、女性が気を利かせて話しかけてくれていることに気付かず、「俺は聞き上手」と誤解しているパターンすらあります。当然、このような男性は恋愛対象外となってしまいます。
以上、話し上手と聞き上手なら、話し上手から身につけるほうが良い理由を解説しました。会話が苦手な人もいると思いますが、恋愛は「口説き」が必要なので避けて通ることはできません。
会話は数をこなせばそのうち上達しますので、ぜひ頑張っていただければと思います。
【恋愛】話し上手と聞き上手はどちらが重要?【結論:両方必須】