職場恋愛を実現するために具体的に何をしたらいいのだろう。と思う人は多いかもしれません。
結論から書くと、周りにメリットを与える行動を取り続けることです。これは他の出会いでも全く同じことです。恋愛でやることはシンプルなのです。
本記事では、職場で周囲の人にメリットを与える具体的な行動例を、「初級・中級・上級」に分けて、合計9つ紹介します。
職場恋愛をスムーズに進めるには初級と中級は全部クリアして、そのうえで上級を何個かクリアする。そんなレベル感で読んでいただけるとわかりやすいと思います。
目次
1.職場恋愛を成功させる行動:初級
まずは基本となる行動を3つ紹介します。
(1)挨拶・お礼・報告
人間関係において、挨拶は基本中の基本です。
コツは誰にでも同じように挨拶することです。同僚、上司、部下、あまり知らない人のいずれに対しても同じように挨拶することで、「何となくいい人かも」と思ってもらいやすくなります。
逆に、特定の人にだけ挨拶するのはお勧めできません。例えば若い女性や上司にだけ挨拶するのは、辞めておくほうがよいです。「人によって態度を変える人」と思われてしまい、マイナス効果となります。
直接見られなければいいんじゃない?というのは甘いです。女性の横のつながり、コミュニケーションの密度は男性が考える以上に強力です。そのような行動はすべて共有されると考えておきましょう。
お礼も重要です。例えば、メールやチャットで何かをしてもらった時、どうしていますか?何の反応も示さないのは、相手に対して印象がいいことはありません。
メールならタイトルに「ご対応ありがとうございます(本文なし)」などを送信する。チャットなら「いいね!」をつける。これだけで、あなたに対する印象は全然違います。「お礼が言える人」と思ってもらえるのは想像以上に有効です。
細かいことですが、「ありがとうございました(過去形)」より、「ありがとうございます(現在形)」のほうが、印象は良くなります。過去形は終わった話ですが、現在形は「今も続いている。今後も続く」という印象を与えるからです。
この対応は習慣です。恥ずかしがったり、面倒くさがったりせず、「お礼までして対応完了」と覚えておきましょう。
報告とは、あなた依頼を受けた仕事の途中経過や終了したことを、依頼者に報告することです。意外と忘れがちなのですが、依頼者は「どうなっているのか」をかなり気にしています。しかし、ここまで気を使えない人は少なくありません。
だからこそ、ここまできちんと対応することで「丁寧な人」という印象を与えやすくなります。
(2)自分の仕事を確実にこなす
当たり前ですが、職場では、あなたが担当している仕事を確実に片づけることが最重要課題です。
もしあなたが自分の担当業務を十分にこなせないなら、周囲の人が負担することになります。それは「周囲にデメリットを与えている」のですから、職場での評価は確実に悪くなってしまうのです。
あなたの能力で対応できない仕事なら、上司に相談してみましょう。上司個人の性質や社風にもよりますが、対応してくれる可能性はあります。「言わなければ何も伝わらない」のです。
また、仕事をする上でわからないことがあれば、周囲の人に相談しましょう。あなたが今まで周囲の人たちと良好な関係を築いていたら、協力してくれる可能性はかなり高いです。
あと、今日やる仕事を忘れがちな人は何らかの形でメモを取るようにしましょう。
私はエクセルで「やることリスト」を作成して、それを上から順番に片づけていく方式を取っています。書かれていることを片付けていくのはゲームのデイリータスクをこなしているようなもので、段々と楽しくなってきます。(私だけかもしれませんが。)
1つのエクセルファイルにやることが集約されているので、よほどのことが無い限り業務をやり忘れることはありません。思い出す手間がなくなるので、業務の時短にもつながります。
なお、同時並行で作業するとやるべきことを忘れることにつながるので、確実にメモを取る、1つ1つ確実に片づけていくことを意識しましょう。
(3)身の回りを綺麗にする
初級編の最後は「見た目」と「身の回り」を綺麗にすることです。
ほとんどの人は、他人を評価するときに目につくところで判断します。その善悪はさておき、大半の人が使っている評価軸に対応できることは、今後の恋愛活動にも必須となるスキルです。
見た目に関しては、「服装、髪型、身だしなみ、体型」は確実に改善するようにしましょう。これらは生まれつきのイケメンか否かは関係なく、今のあなたの努力で変えることができます。
厳しいですが、ここを改善できない人は、恋愛活動でも成果を出すことが難しくなります。過去の私はここを軽視したために2~3年を無駄にした経験があります。同じことを繰り返さないようにしてください。
職場で言う身の回りとは、「机周り」「仕事道具」「ロッカー」などを指します。ここは先ほどお話しした「見た目」の延長線上に当たりますので、可能な限り綺麗にしておくほうが、周囲からの評価も高くなります。
もちろん、業務との兼ね合いや効率がありますので、難しいこともあるかもしれません。しかし、何かを言い訳にして片づけを避けるのは良くありません。
2.職場恋愛を成功させる行動:中級
続いて中級編です。ここでも3つ紹介します。
(1)話しかけてもらいやすい態度を取る
話しかけられやすい人になることは職場恋愛の必須要件といえます。
例えば、話しかけてきた人がいたら、すぐに自分のしている仕事の手を止めて相手に向き合って話を聞く。これだけで、あなたに対する印象は劇的に上がります。
もちろん、すぐに手を止めることが難しい場合もあります。その時は、「30分後に来ていただけますか?」などと交渉してみましょう。少なくとも、「今忙しいから後にして」などというよりは、グッと好印象になるはずです。
私が個人的にお勧めしているのは、「同じことを何度でも聞いて良いと明言する」ことです。
質問すると「この前言ったと思いますけど」という枕詞をつける人がいますが、これは質問してきた人にとってはかなりのストレスとプレッシャーになります。そのため、「可能な限り、この人には質問しない、関わらないでおこう」となるのです。
しかし、「わかるまで、同じことを何度も聞いていいよ」と言われると、質問してきた人は気楽に話しかけられるようになります。
そして、「あの人は優しく教えてくれるから、質問するならあの人にしたほうがいいよ」などの情報共有がされるようになります。結果として、あなたは職場で新たな出会いをゲットしやすくなるのです。
もちろん、1回聞いて理解できないほうが悪いのでは?と思う人もいると思います。これも立派な考え方であり、尊重されるべきです。
ただし、職場恋愛をする上でどちらが有利なのかは、真剣に考える必要があると思います。
あなたの感情を満足させるのか、職場恋愛をやりやすくするのか、どちらを優先するのかによって、答えは変わると思います。
(2)依頼に即対応
あなたに「この仕事をお願いしたい」という依頼があるとします。その時、出来るだけ早く片付けてあげましょう。
「えっ、もう終わったの!?」というサプライズを与えることができ、同じ仕事をした場合でも、より好印象を与えることができます。
これを繰り返すと、(仮に大した仕事ではなかったとしても)仕事ができる人という印象を与えやすくなります。
これが、依頼の締め切りギリギリになって「できました!」とすると、普通に「ありがとう」と言われて終わります。
これで悪いわけではありませんが、「より良い対応」とは言えないでしょう。
別方向では、できないことはできないと早めに言うことも重要です。その時に、簡単な理由と対案(例:3日後は無理ですが、5日後なら可能です)をつけることで、仕事に対する前向きな姿勢を見せつつ、相手に不快な思いを与えずに、妥協してもらいやすくなります。
(3)結論から伝える
仕事ができる人になるほど、結論から話すようになります。なぜなら、最初に結論を示されることで、話したいことが最低限の労力で理解できるようになるからです。
例えば、地震対応について上司に相談する時、「昨日発生した地震対応について3点確認させてください。」というのです。
上司が「わかった」といったら、「1点目は~~、2点目は~~、3点目は~~です。」と伝えることで、話しの流れを比較的簡単につかむことができるようになります。相手に理解しやすいように話すのは、相手にとって大きなメリットとなるのです。
これを繰り返すと、相手はあなたのことを「意思疎通がしやすい」「仕事がしやすい」と感じてもらえるようになります。それは、今後あなたが話しかけた時に、相手が話を聞く気になってくれやすくなるということです。
結論から話すのとは逆に、起承転結の順番で話すのは、ビジネスではお勧めできません。最後まで聞かないとわからない話は、「この人は何が言いたいのだろう?」と思われ、相手をイライラさせやすくなります。
その結果、(印象ではなく)現実的にかなりのマイナスを与えてしまい、「この人と仕事の話をすると疲れる」となってしまうのです。
これは、メールやチャットでも同様に使えます。結論はタイトル、もしくは本文の1行目に書きましょう。
ななめ読みする人でもタイトルと最初の一文くらいは読みます。ここで意図がわかると、その後の文章も読んでくれる可能性が高まるのです。
仕事で忙しい現代だからこそ、読んでもらいやすくなる文章を書くことはビジネス面で有利となるのです。
3.職場恋愛を成功させる行動:上級
最後は上級です。ここでも3つ紹介します。
(1)より多くの人と関わる仕事をする
職場恋愛が簡単な理由の1つは、仕事を通して新しい出会いがあることです。その効果を最大限に発揮するには、沢山の人と関わる業務に就くことです。それは出会いが増えることにつながります。
では、出会いが多い業務を担当するにはどうすればいいのでしょうか。答えは、これまでの仕事通して周囲の人にメリットを与えてきた実績があること、言い換えれば仕事を通して積み重ねてきた実績があることです。
なぜこれらが必要なのか。その答えは、上司の立場を想像するとわかりやすくなります。
多くの人と関わる業務は、一人で完結する仕事と比べると難易度が格段に上がります。単純に仕事をするだけではなく、人との接し方や期日までに仕事を完遂する能力、周囲を巻き込む力も必要となります。
さらに、任せた人がした仕事の結果は、そのまま上司の評価にもつながります。上司は結果責任を負わなければいけないからです。
だからこそ、責任を持って仕事を完遂してくれる人を選ぶのです。その時の評価基準の多くは、これまでの仕事に対する姿勢や信頼で決まります。
以上のことから、より多くの人と関わる業務を任されることは高難易度ではありますが、それに見合う見返りが得られるのです。
このことを知ったからと言って、すぐに実現することは難しいかもしれません。何年か時間をかけて信頼を獲得して、多くの人と関わる仕事を任される立場になれるように努力を積み上げる必要があるのです。
(2)昇格・昇進に繋がる仕事をする
昇格・昇進すると必然的に仕事の幅が広がるようになります。これを最大限に活用していきましょう。
昇格して役職持ちになると、部下が付きます。彼らは基本的に尊敬の目線で見てくれるので、普通に仕事をしているだけで彼らからの評価は上がっていきます。
直接の部下ではなくとも、役職持ちは周囲からすぐにわかるので、扱われ方が大きく変わります。
さらに、収入面でのプラスが期待できます。これは恋愛での選択肢を大きく増やすことにつながります。多少お金が必要な場所も出会いの場にすることができる、女性に奢るという選択肢も使いやすくなると幅が広がります。
このような効果を得るため、昇格・昇進は貪欲に狙っていきましょう。
まずは社内での評価軸を調べて、評価されやすい仕事を担いましょう。すぐにできないのであれば、現在担当している仕事で成果を出し、あなたが希望する業務に就けるように立ち回るのです。
そのためには、上司の手を煩わせないようにすることはもちろん、同僚からも高い評価を得られるようにしましょう。基本は「周囲にメリットを与える言葉や行動を取る」です。先ほど紹介した「結論から話す」「頼まれた仕事は即対応」などわかりやすい所から始めていきましょう。
最終的に、「あの人なら昇格して当然」と思われるのが理想です。そうなれるように頑張ってください。
(3)雑談する
雑談は簡単そうに見えますが、実は意外と難しいです。なぜなら、大前提として、ある程度仕事ができるようになっている必要があるからです。
言い換えると、仕事ができない人や十分に頑張っていない人は、周囲の信頼を得ることが難しいです。「話すより先に仕事しろ」という評価になりがちです。
こうなると、あなたが雑談しようとしても全然話が弾まず、逆に気まずいことになる危険性が高いのです。
新人や部署異動した人が、最初の数か月~1年程度してようやく部署に馴染んでくるのは、こういう背景があるからです。
もちろん、仕事ができなくても会話してくれる人はいますが、その可能性は決して高くありません。仕事ができるようになれば心を開いてくれる人は増えるので、攻略しやすいように努力を重ねるほうが良いと思います。
さて、雑談ができる程度の状態になったら、あなたのプライベートな情報を軽く入れて話してみましょう。
例えば、「実は週1でマラソンをしている」とさらっと話してみるのです。すると、別の人から「今度の駅伝マラソンに参加しませんか?」などと声がかかる可能性があります。
この意識がなく、プライベートに関する話題が乏しいと、純粋に雑談だけで終わってしまいます。業務上は大いに助けとなりますが、職場恋愛への発展としては弱くなるので気を付けましょう。
別のアプローチでは、相手にとってメリットのある情報を伝えるのも有効です。近くの売店で○○が40%オフで売ってるよ~、などの情報は、○○を使っている人にとってはかなり喜ばれます。
ちなみに、雑談をするときは、あなたから話しかけるようにしましょう。ほとんどの人は、誰かに話しかけてもらいたいと思いながら待っています。
なぜなら、ほとんどの人は話しかけるというリスクを取りたくないからです。相手が話を聞いてくれない、時間が無いなどの理由で適当にあしらわれるかもしれない危険を背負いたくないのです。
だからこそ、あなたがリスクを背負って話しかけることで、相手に対するメリットの提供となるのです。
4.まとめ
職場恋愛の最大のポイントは「他人にメリットを与える」ことです。そのための方法として、9つを紹介しました。
- 挨拶・お礼・報告
- 自分の仕事を確実にこなす
- 身の回りを綺麗にする
- 話しかけてもらいやすい態度を取る
- 依頼に即対応
- 結論から伝える
- より多くの人と関わる仕事をする
- 昇格・昇進に繋がる仕事をする
- 雑談する
参考になると幸いです。