内向的な人が持つ恋愛面でのメリット・デメリットと対処法

恋愛において、内向的な人のメリット・デメリットはなんでしょうか。メリットは高い信頼を獲得しやすいことです。友達以上の関係になってから発揮され、特に交際開始後の女性に対しては絶大なプラスを与えることができます。

その反面、「仲良くなるまでに時間がかかる」という課題を抱えています。仲良くなれない、交際まで辿り着かないので強みも活かせないという展開が少なくありません。

なぜこのような事が起こるのか、理由と対処法を解説します。

１．内向的な人が持つ恋愛面でのメリット

内向的な人は、友達以上の仲、特に交際開始後から大きな強みを発揮します。その理由を３つ解説します。

（１）内面的魅力が伝わるほどに女性の心を捕まえて離さない

人間関係が深くなればなるほど、自分自身の世界や自分をしっかり持っている男性は、女性から好感を得やすくなります。

女性の多くは自分に対して自信を持っていないので、自分を持つ男性に対して大きな魅力を感じるようになるからです。

男女平等や女性の自立が声高に叫ばれて久しいですが、本音では男性に依存したいと考える女性は相当数存在します。

ソニー生命が公開している「女性の活躍に関する意識調査2019」によると、以下の結果が出てきます。

経済的な面で誰かに依存すると、その人には大なり小なり支配されてしまうことは、男女問わず大人なら大抵の人が知っています。それでも専業主婦になりたい人が多いことを考えると、女性の依存心が見え隠れしていると思います。

そのため、自分の世界や価値観を持つ男性は、女性から好感を得やすくなるのです。

また、ライバルの男性が現れても、女性の心をがっしり掴んでいることから、競り負けにくいというメリットもあります。恋愛で浮気はつきもので、あなたがしなくても、女性がついしてしまうことは普通に起こります。

実際に巻き込まれると精神を削られますし、後始末で泥沼にはまることもあります。そのような不安を低くできるのは相当なアドバンテージと言えるでしょう。

（２）着実な成功を掴みやすい

内向的な人はできるだけ失敗しない、少しでも成功しやすい立ち回りを重視します。その結果、成功しやすい行動を選択することが多いので、長い目で見た時に成功率が高くなりやすくなります。

例えば、初めてのことに対しては十分な情報収集をする、複数から情報を集めることでその情報の整合性や正しさを確認するなどができます。自分に都合がいい情報だからといって安易に信用しないのです。

その結果が失敗だったとしても、経験から学習して再挑戦できるので、長い目で見ると高い成功率につながりやすくなります。

こういう人は、恋愛以外でもその力を発揮することができます。

仕事を真面目にする、勝算の高い資産運用をする、できるだけ負担が少ないタイミングで子供を産み育てるなど、周囲から見ると先を見据えた行動や積み上げができます。

これによって、女性から高い信用や信頼を獲得しやすくなるのです。

（３）聞き上手の能力を強く発揮できる

内向的な人は話し手より聞き手に回ることの方が多くなります。理由は単純で、自分の言葉や行動が相手に与える影響や心証に強く気配りするので、安易な行動を取らない傾向にあるからです。

この特性により、特に意識していない限りは聞き手に回ることが多くなるため、聞き上手の性質を出すことが多くなるのです。

現実に、交際開始以降のカップルでは、大半が女性が語り、男性が話を聞く側に回ります。話している単純割合は、男性と女性では２：８とか１：９になります。圧倒的に女性が話しているのです。

あなたもカップルや夫婦の会話では、女性側が延々と話し続けているのと何度も目撃したことがあるでしょう。聞き上手の男性が有利なことがわかりますね。

では、なぜこのように偏った割合となるのでしょうか。

実は、女性は「親しくなった人に限定して、」自分の話を誰かに聞いてもらいたい性分があるからです。真面目な話からどうでもいい話まで、とにかく話を聞いて欲しいと願っているのです。

そして、話を聞いてくれた人に対して、女性は信頼感を感じます。なぜなら、自分の話を黙って最後まで聞いてくれる人は世の中にほとんどいないことを知っているので、聞いてくれるあなたに感謝の気持ちが芽生えるからです。

このような感謝の気持ちをゲットしやすくなるため、内向的な人は交際関係を長く続けやすくなるのです。

以上、内向的な人は、友達以上の仲、特に交際開始後から大きな強みを発揮する理由を３つ解説しました。

しかし、現実には内向的な人は恋愛が得意ではないと感じることが多いでしょう。実は、相応のデメリットを抱えているからです。その点を深掘りします。

２．内向的な人が持つ恋愛面でのデメリット

内向的な人は交際を始めるまでに苦労することが多いです。これは相当に大きなマイナス効果となります。なぜでしょうか。

（１）人間関係を進展させる速度が遅い傾向にある

内向的な人は、他人に対して積極的に話しかけたり仲良くなる行動を取ることができません。なぜなら、「相手の気分を害さないか？」「今この行動を取って大丈夫なのか？」などと考えることが多いので、どうしても踏み込んだ行動が取りづらいのです。

この姿勢は、話しかけられない、誘えない、デートやホテルに誘えないなど、仲良くなることが難しい言葉遣いや行動につながっていきます。結果、他人と仲良くなる速度がどうしても遅くなってしまうのです。

特に初対面や知人程度の関係を、友達や親友の関係に持っていくことに苦労します。

相手から来てくれるならよいが、恋愛活動ではあなたからの仕掛けを女性が待つ構造なので、非常に相性が悪いのです。あなたが何もしなければ、人間関係は進展しないのですから。

それが内向的な人の特徴や個性だからいいのでは？という主張もあるかもしれません。上手に立ち回る人より、愚直な立ち振る舞いに信頼感を感じる人もいるでしょう。

しかし、そういう人は圧倒的に少数派です。だから、内向的な人の多くは彼女が作れずに苦労しているという現実があります。

特徴や個性という言葉は、時として人の努力ややるべき対応から目を背けさせてしまうことがありますので、注意が必要です。

（２）ライバルに競り負けやすい

恋愛市場では、良い女性や若い女性には、非常に多くの男性が群がります。当然、その中には自己アピールが強い男性や、内面的に素晴らしい男性も含まれます。

だから、初対面や知人という序盤の人間関係に時間をかけてしまうと、普通に競り負けてしまうのです。

そして、一度負けてしまうと、その挽回は容易ではありません。女性は（恋愛体質の場合を除き、）一度付き合い始めると、よほどのことが無い限り別れません。

現状維持の気持ち、そして自分の選択が間違いだったことを認めたくない心理の両方が働くからです。

良い女性だけど彼氏アリ、そんな女性を攻略するテクニックはありますが、こればサブプランであり、喜んで取る方法ではありません。

（３）最初から交際に強いわけでは無い

内向的な人は交際開始後から強いとは書きましたが、最初から無条件に強いわけではありません。

交際そのものの経験が少ない場合、一発アウトや累積アウトで女性から破局を言い渡されることは普通にあります。

私の経験上、内向的な人が女性を捕まえて離さない能力を十分に発揮するためには、最低でも３人以上、可能なら５人以上の女性との交際経験が必要です。

恋愛では、実体験や経験値は、知識の価値を上回る場面が多いのです。特に人間関係はその瞬間での判断や対応が要求されるため、知識で最善の選択をする時間は無いことが多いのです。

こういう考え方に否定的な男性は少なくないと思います。「俺は本当に好きになった女とだけ付き合いたい」という考え方があるからです。

これは素晴らしい考え方ですが、現実には彼女をゲットしづらい、女性を掴みやすいという現実があります。

なぜなら、この考え方の裏には「俺は絶対に失敗をしたくない」という心理が隠れているからです。そのため、得た結果が良くなかった時にリカバリが難しくなりやすいのです。

プロのカメラマンに聞いたところ、写真を取ればとるほど上達します。１万枚程度の撮影ではまだまだとのことです。

恋愛も同じで、失敗を何度も繰り返しながら修正する。これを繰り返すことで成長し、交際に強い男性、女性から別れ話を持ち出されない男性になることができます。

以上、内向的な人は交際を始めるまでに苦労することが多く、相当に大きなマイナス効果となることを解説しました。心当たりがある人も多かったかもしれませんね。

では、内向的な人はどうしようもないのかというと、そんなことはありません。対処法を深掘りします。

３．内向的な人が抱えるデメリットへの対処法

結論から書くと、初対面から友達になるまでは、外向的な人の行動をパクって使いこなすことです。これができると内向的なあなたの能力を最大限に発揮することができます。

（１）外向的な人の演技をする

内向的な人の最大の弱点は、初対面から友達になるまでに時間がかかることです。この点は外向的な人の真似をして弱点をカバーすることをお勧めします。

なぜなら、外向的な人の動きは、仲良くない状態の人と仲良くなるときに強くプラスに働きます。

また、あまり仲良くない段階での行動は普通に真似しやすいので、見よう見まねでやったとしてもそれなりの成果を出すことができるのです。

もちろん、思ったとおりにならない事、傷つけてしまって人間関係が破綻することもあります。慣れていない頃は頻繁に経験するでしょう。

しかし、それは今まで通りの行動をしても同じことです。人間関係が築けない可能性が高いのですから、結果的には変わらなくなります。だから、仕掛けることはメリットしかないとも言えます。

他にも、外向的な人の動きはチャラ男っぽく感じられるので嫌かも知れません。そのときには、次のように考えるのはどうでしょう。

①演技する

演技している人格なら、失敗やお断りのダメージも少なくて済みます。「本当の俺じゃ無いから」という言い訳が使えるため、あなたという本質を守れます。

主演男優の気分でやると、意外と楽しいものです。自分自身に対して冷静にダメ出しもできます。これは内向的な能力にもマッチします。

②仕事だと思う

仕事なら、あなたの感情とは無関係に、割り切って取り組めるはず。楽しくない事や嫌な事でも淡々とこなしているでしょう。これを恋愛でも同じように考えるのです。

（２）テンプレートを用意する

恋愛では、こういう時はこういう風に対応するというテンプレートがあるか無いかで、その後の展開が大きく変わります。

単純に、備えあれば憂い無しです。準備しておけば、だから緊張も少なく、自然体に近くなります。それがあなたの魅力を引き出すことにつながり、仲良くなりやすくなるのです。

私がよく使うテンプレートに、初対面の女性と１対１で話すときは、「挨拶→目につくもので会話を転がす⇒仕事⇒プライベート⇒次に会う提案をする」というものが取ります。

これは恋愛師匠からの受け売りですが、非常に有効で、修正箇所がありません。状況によっては内容を前後する、スキップするなど、柔軟な対応も簡単です。

例えば、次に会う価値が無いと思える女性に対しては次に会う提案をしなければよいですね。

他にも、仕事の話に乗らないようならすぐにプライベートの話に進む、逆に仕事の話に食いつくならプライベートの話を短縮orスキップすることもできます。

そして、大筋はこのままでOKなので、応用や即興で修正する負担も少ないです。それがテンプレートがある事のメリットである、成功率の高さにつながっているのです。

確かに、テンプレートという考え方や手法を嫌がる人は多いと思います。私もそう思っていました。

しかし、成功者のテンプレートは初めて見た段階でも「これなら成功するだろうな」と感じることが多く、実際に試しても上手くいくのです。

もしあなたがオリジナルやありのままで勝負したいという意識があったとしても、まずは成功者のテンプレーを活用して、実際に成果を出してください。それからあなたのオリジナルを試すのが良いです。

あなたのやり方が成功するならそれでよし、上手くいかなくてもテンプレートを使えば成功することがわかっているという、保険をかけている状態にできるからです。

（３）外向的な人のメリットをつまみ食いする

恋愛で最強な人は、「外向的な性質と内向的な性質の資料法を併せ持つ人」です。

しかし、内向的な人から見ると、外向的な人はいろんな人とすぐに仲良くなれて羨ましく思ったり、軽い男に見えて嫉妬や嫌悪の感情を抱いたりするかもしれません。

過去の私もそういう感情を持っていたので、今でも思うところはあります。

とはいえ、そのような感情に振り回されてしまうと、恋愛であなたが望む女性をゲットすることはどうしても難しくなってしまいます。

ではどうすればいいのかというと、外向的な人を敵では無く、師匠と思って良いと思えるところを吸収するのです。

なぜなら、外向的な性質は比較的簡単にコピーして、あなたの能力に返還することができるからです。

例えば、相手に合わせて会話する能力は、会話する機会が増えればあっさりと身につきます。仕事で会話する機会を増やす、出会いの数を増やすことで、能力獲得はさほど難しい事ではありません。

むしろ、知識で理論武装できる分だけ、内向的な人は外向・内向の両方のメリットを身につける最強モードになりやすいので、長いで見た時に有利となるでしょう。

そのためには、モデルとなる外向的な人間と友達になり、会話する機会を増やしたり、実際に出会いの場で一緒に行動することが有効です。

優れた他人の行動を見よう見まねでパクるのは、幼稚園児でもしている基本的な行動です。当然、大人のあなたがしても有効です。余計なプライドを捨て、花より団子を取ることをお勧めします。

プライドを守るのは、あなたが十分に成果を出せるようになってからでも十分に間に合いますよ。

４．本記事のまとめ

最初に、内向的な人が持つ恋愛面でのメリットを解説しました。

続いて、内向的な人が持つ恋愛面でのデメリットを解説しました。

最後に、．内向的な人が抱えるデメリットへの対処法を解説しました。

参考になると幸いです。

2022年8月1日恋愛では外向的な人と内向的な人のどちらが有利？【あなたの性質を知る方法と対処法も】