恋愛を成功させるうえで、趣味は重要です。このような話を聞くと「女性受けの趣味は何だろう?」と考えるかもしれません。
しかし、これは初心者がハマりやすい落とし穴です。なぜなのか、その理由と具体的な対処法を解説します。
目次
1.出会いづくりに女性受けの趣味を意識しないほうが良い理由
結論から書くと、恋愛に有利な趣味を意識しすぎると逆に足を引っ張りやすくなります。
(1)長続きしにくい
大抵の場合、「あなたが本当に好きな趣味」と「女性受けしやすい趣味」は一致しません。これは性差による好みの違いが大きいので仕方がありません。
そのため、無理に女性受けの趣味を始めても、大抵は長続きしません。趣味自体に興味を持てなくて、面白さを感じにくいからです。
例えば、料理教室にはそれなりに女性がいます。過去の私は一度だけ料理教室(単発型のイベント)に行ったことがあります。料理を作るのは普通に楽しく、その後の交流会で何人かの男性・女性と仲良くなりました。
しかし、料理教室への参加はしなくていいと判断しました。
なぜなら、料理を作る事自体はさほど面白くなく、メインの目的が「女性との会話」になってしまったからです。もしこの料理教室にほとんど人がいない、あるいは男性だらけになったらとても続けられないと思います。
私の経験上、興味が無い趣味でも続けられるのは、「何となく続けられる能力がある」もしくは「(恋愛上の結果が出ているなど)具体的なメリットがある」など、すこし難しい条件を満たした場合だと思います。
(2)趣味への情熱や本気度が伝わりにくい
本気で趣味に打ち込んでいる人は、話さなくてもわかるくらいの集中力、情熱、熱量を放っています。
初心者にはそのような情熱や熱量はありませんが、その代わり、初心者だからこその気づき、興味、関心、集中があります。それにより「本気なんだ」と周囲は納得できるのです。
例えば、囲碁では勝負が終わった後に「検討」と呼ばれるものがあります。ここはこうするのが良かった、ここは失敗だったなど、お互いに感じたことを伝え合うのです。
私はこれが30分でも1時間でも続けられます。理由は単純で楽しいから、相手の考え方に触れることで新しい気づきを得られるからです。この場合、相手の年齢や性別はどうでもよくなります。
このような態度を取っていると、周囲の人から「あなたは純粋にこの趣味が好きなんだ」と思われやすくなります。結果的に、女性も警戒を解いて話を聞く姿勢を取ってくれることが多いのです。
逆に言えば、そのような情熱や興味関心が出せないと、「この趣味、本当に好きなの?」「何しに来たの?」と疑問や不信の目を持たれても仕方がありません。趣味を介して仲良くなることも難しいでしょう。
(3)意識が趣味より女性に向いてしまう
恋愛目的の男性は、どうしても女性と会話すること、仲良くなることに力を注いでしまいます。これにより、周囲から「女目的だ」と見抜かれてしまうのです。
何でわかるの?と思うかもしれませんが、これは何となく伝わってしまうものです。
私も女性との初デートで30分も経ったら、女性が「純粋に彼氏が欲しい」か「他に目的があるのか」はある程度わかります。後で答え合わせをすると、その推測はほぼ当たっているのです。
このように、男性ですら察する能力は経験によって高まります。
女性たちは思春期以降、男性から性的な視線を浴び続けているのですから、高確率で気づくのは当然です。
仮に気づかれなかったとしても、女性同士の会話でシェアされる可能性が高いです。
また、そういう人は主催者から注意、警告、場合によっては出入り禁止措置を受けることも珍しくありません。
主催者の立場からしたら、出会い目的の人間は真っ先に排除したい対象となります。コミュニティの質を保つためには必須だからです。
結果、変に警戒されて周囲の人たちとあまり仲良くなれない、居場所がなくなるなどにより、活動場所や趣味自体を変えるようになりがちです。
これはかなり大きなデメリットとなります。なぜなら、人間関係は1か所で長く続けることで信頼を勝ち取り、人間関係が拡大し、深まるものだからです。この流れと逆行してしまうので、どうしても恋愛面での成果を出すことが難しくなってしまうのです。
以上、恋愛に有利な趣味を意識しすぎると逆に足を引っ張りやすくなる理由を解説しました。では、どうすればよいのでしょうか。後半で解説します。
2.出会いづくりに趣味を活用する時の3ポイント
現時点であなたがしている趣味や好きなことを大切にするとよいです。そのうえで、新しい趣味を追加するのが良いです。
(1)現在続けている趣味や今好きな事を活用する
あなたと共通の趣味を持つコミュニティに参加して、沢山の人と出会いを作っていくのです。これがシンプルかつわかりやすい方法です。あなたも趣味の1つや2つはあるでしょう。
このように書くと、俺の趣味は男臭いから、年寄り臭いから、などと考えて諦めてしまう人がいるかもしれませんが、気にする必要はありません。理由は3つあります。
①どんな趣味にも女性はいる
趣味によって女性の割合や絶対数は異なりますが、全く女性がいないということはほぼありません。
私の趣味の1つである囲碁は、普通に考えたら年寄り臭いです。そんな囲碁でさえ、若い女性との出会いは普通にありますよ。
②趣味で仲良くなった人たちを通して、人間関係の拡大が期待できる
仲良くなった男性から女性を紹介されることはよくあります。
あなたの趣味が男性ばかり、年寄りばかりだとしても、彼らが持つ人間関係の先には若い女性が何十人といるはずです。
経験上、あなたが希望する女性は「友達の友達の友達」くらいまでつながった先にいるものです。だから、あなたが最初に出会う人が女性である必要性はないのです。
③趣味の中で必要とされる役割への理解が深まる
趣味を出会いの場として活用するには、単に趣味の場に行けばいいわけではありません。趣味の場の旨味を最大限に引き出すには、「コミュニティを運営している中心人物」と「彼らから信頼を獲得している人」たちです。
これらの知識を活用して新しい趣味に参加すると、立ち位置がかなり良くなることが期待できます。
だから、まずはあなたが好きな趣味を選ぶのが良いのです。
なお、趣味が多すぎる場合は、「人との会話が多い」「女性の参加者が多い」ものを優先するとよいでしょう。
(2)新しい趣味を追加する
趣味が少ないと感じるなら、趣味を増やしましょう。これは恋愛面で大きなメリットとなります。
なぜなら、趣味を出会いの場として活用する場合、軽く知っているだけでも会話ネタになる、実際に「今度遊びに行こう」という展開になりやすいからです。
ここで注意すべきは、周囲から「すごいね!」と言われるレベルで取り組む必要はないことです。取り組みのペースが月に1回とか半年に1回程度でも趣味として立派に通用します。
例えば、私はパラグライダーを趣味と言い続けていますが、生涯での経験回数は2回です。しかし、それでも十分に会話を盛り上げることができます。
なぜなら、臨場感を持って語れるからです。パラグライダーの実体験によって「あと少しのところで飛べなかった悔しさ」や「実際にふわっと体が浮いた感覚」を圧倒的な熱量を発して語れるからです。
このような方法はほとんどの趣味で応用できます。だから、少ししか経験が無くても趣味を増やしていくほうが良いのです。
①趣味の増やし方
以下のことから試してみましょう。
それだけで世界が変わるきっかけとなります。
- あなたが何となくやってみたいと思っていること
- ネットや雑誌、本、TVで知った情報
- 知り合いから紹介されたこと/誘われたこと
特に、知り合いから紹介された場合、「とりあえず行ってみる/やってみる」ことをお勧めします。それが想像以上に楽しくて続くこともあります。
私の場合は卓球が当てはまります。ある数年間、帰省するたびに母親に卓球の練習相手をさせられた時期があります。それに付き合った結果、それなりにラリーができるようになりました。
これによって、マッチングアプリで出会った女子大生と、卓球を介してすぐに仲良くなれたことがあります。この時ばかりは母親に深く感謝したものです。
②趣味が思いつかない場合
ボランティアがお勧めです。町内会の集まりでもいいですし、ネットで探せばいくらでも見つかります。話題にしやすく、あなたの人間性を高くアピールしやすいメリットもあるのでお勧めですよ。
(3)1つは女性向けを意識した趣味を入れてみる
これまで「女性受けを意識した趣味はNG」と言ってきましたが、上記を取り組んだうえで、1つくらいは女性受けを意識した趣味を入れるのはOKです。
なぜなら、「あなたの価値観では受け入れてこなかった何か」に挑戦する話だからです。
私が恋愛活動を通して痛いほど経験したことの1つに、自分の価値観にこだわるより、他人の価値観を受け入れて利用するほうが上手くいくことが多いということです。
残念ですが、自分だけが正しい答えを知っていることはほとんどありません。大抵は他人のほうがより効率的、効果的な方法を知っているものです。
だからこそ、女性受けを意識した趣味を1つくらい採用すると、行動パターンが変わり、出会う人の性質が変わり、それが(あなたが見る、所属する)世界を変えることにつながります。
多趣味の状況を作り上げたうえで、お試しとして1つやってみてはいかがでしょうか。