愚痴は一般的に嫌われますので避けるべきです。
しかし、男性視点の恋愛においては非常に強力な武器として活用することができます。
恋人や夫婦関係が良好な男性は、意識・無意識を問わず、愚痴を上手に活用しています。
なぜ愚痴は有効なのか。本記事では男性視点において、愚痴で得られるメリットを解説します。
ただし、この方法はメリットが大きい分、使用上の注意点がかなりあります。その点についても解説します。
目次
1.女性に愚痴を言ってもらうと劇的なプラスを得られる理由
結論から書くと、女性の愚痴を聞いてあげるとかなり大きなメリットを得られます。交際や夫婦生活が順調な男性は、意識・無意識を問わず高確率で使っていいます。
まずは愚痴を聞くことで得られるメリット、そして聞くときのコツを紹介します。
(1)愚痴を聞くことで得られる具体的なメリット
3つ紹介します。
①秘密の共有により心理的距離を縮める
愚痴は気軽に話すことが難しい話題です。なぜなら、話した内容を他の人に広められてしまうと、今後の人間関係に大きな悪影響を与える可能性があるからです。
職場で広められててしまうと仕事がやりづらくなる、友達関係なら「問題がある人」として距離を取られてしまうかもしれません。
だからこそ、愚痴を言える関係の人とは、愚痴の内容を秘密の共有とすることで、一気に心理的距離が縮まります。
あなたが子どもの頃、仲の良い友達だけの秘密を作ったことはありませんか?秘密基地、秘密の場所、交換日記、仲間だけがわかるサインなど、経験がある人も多いでしょう。
「他の人は知らないけれど、俺たちだけは知っている」ことがあると、心理的に非常に強い連帯感を得られます。
この心理により、女性と一気に仲良くなる、あるいは仲の良さを強く保つことができるのです。
口説き中の女性をゲットする恋愛テクニックの1つとして使われることも多いです。
私が33歳の時に21歳の女性を口説き落とした時も、愚痴を聞くテクニックにはお世話になりました。
②女性がストレス発散する助けとなる
人間は聞いて欲しい話を聞いてもらえると満足します。その中でも、愚痴は聞いて欲しい内容だけど、気軽に話すことが難しいので、なかなか話す機会がありません。
だからこそ、話をただ聞いてあげるだけで女性からすると感情面で圧倒的な満足を得られます。
これはとても大事なことです。なぜなら、女性は(男性と比べると)感情が抑圧された状態になっていることが多いです。
女性同士のコミュニケーションは、男性同士のように腹を割って話すことがなかなかできません。
一見すると仲が良さそうに接していても、水面下では激しいバトルが繰り広げられているのです。
例えるなら、水面を優雅に動く白鳥が、水中で一生懸命に足をバタバタ動かしているのと同じです。
実際に、私の妻と元カノたち全員が、「女は面倒臭い」と言っていました。女性はコミュニケーションで苦労しているのです。
だからこそ、あなたがガス抜きできる人となってくれたら、女性が喜ぶのは当然のことなのです。
③あなたが特別で価値ある存在となる
一度愚痴を聞いてあげると、「この人は私の愚痴を聞いてくれる人」となるため、何度も愚痴を言ってもらえるようになります。
これにより、先ほど紹介した「心理的距離」を縮めること、「女性のストレス発散」を繰り返し助けてあげることができます。
しかも、(その女性視点では)愚痴を聞いてくれる人あなたを含めて数人程度、もしかしたらあなただけかもしれません。そのため、あなたが非常に特別で、価値ある存在となるのです。
これが告白、初めてのセックスを受け入れてもらうこと、交際や婚姻関係の継続にとって、強力な後押しになることがわかると思います。
(2)愚痴を聞くときのコツ
基本的には以下を考えておくとよいです。
①ただ黙って聞き続ける
アドバイスや助言などはNGです。
女性が話し始めたら、適度に相づちを打って話を展開してもらいます。話がひと段落したら「それは大変だったね」とねぎらいの言葉をかけるようにしましょう。そして、話が尽きるまでひたすら黙って聞き続けます。
愚痴モードが終了したら、さりげなく別の話題に移ってあげましょう。
以上でOKです。簡単に書いていますが、愚痴は数十分と続くうえ、生産性もなく、面白い話でもありません。
だから大変ではありますが、その分だけ女性は救われているのです。
②メッセージで愚痴が始まったときは電話か直接会う
メッセージで愚痴を聞くのは、(文字を打つ面倒さから)お互い大変なので、電話をかけて話を聞く、あるいは直接会って聞くようにしましょう。口説き中の女性に対してなら都合の良い口実にすることができます。
ただし、数行程度のメッセージをポンポン打つような女性なら、メッセージで聞くほうがいい場合もあります。
③グッドイベントである
彼女や妻の愚痴は何も知らないとバッドイベントですが、これまでの事情を理解しているとグッドイベントとなります。
あなたが「愚痴聞きモード」になって聞いてあげられると、女性との円滑な関係を維持しやすくなるからです。
また、追加効果として、女性が不機嫌になりやすくなったり、他の男性に浮気してしまうリスクを減らすことができます。
私は結婚3年目になりますが、毎月何度も愚痴を聞いています。話し始めたら聞きモードになり、話しがひと段落したら「その人、他にもやらかしてそうだねww」などと(誘導とは感じにくい言い回しをして、)追加の愚痴を吐き出してもらっています。
以上、女性の愚痴を聞いてあげるメリット、聞くときのコツを紹介しました。
かなりメリットが大きいので、ぜひ使っていただきたいと思います。
ただし、効果が大きいテクニックは、使い方を間違えるとあなたにデメリットを与えることがあります。
続いて、それを防ぐ方法を深掘りします。
2.女性に愚痴を言ってもらうときの注意点
女性の愚痴を聞くときの注意点です。ここを知らないと逆効果になることもあります。先ほどのメリットとセットで覚えてください。
(1)あなたと相手が「親友以上の仲」であること
愚痴を聞くことができる関係は、基本的に「親友・デートできる関係、恋人、夫婦」です。
友達以下の関係では、愚痴を言う。言われることはデメリットの方が大きくなりやすいです。
そもそも女性が口を言ってくれる展開になる事がほぼありません。
(2)あなたは愚痴を言わない
愚痴を言うのは女性であり、あなたの役割は愚痴を聞く立場です。これは絶対です。
なぜなら、愚痴を言う側は気持ち良くなりますが、聞き手は何も気持ち良くなく、疲れるだけだからです。
もしあなたが愚痴を言う側になると、気持ち良くなるのはあなたであり、女性は逆にしんどくなってしまいます。
これでは口説きや交際に明確なマイナスを与えてしまいます。
(3)愚痴を言わせるように誘導しない
恋愛で愚痴が有効と知った男性がやりがちなミスに、「女性に愚痴を言わせようと頑張ってしまう」があります。
(男女問わず)人間は「言わせようとしている」と感じ取ると警戒し、その人への信用度を下げてしまいます。
仮にあなたに悪意が無くても、女性から「何かを狙っている」と思われてしまうとその後の展開は非常に苦しいものになります。
だからこそ、愚痴を聞くのは受け身に徹さなければいけません。
女性の愚痴を聞くチャンスがきたら、「愚痴りたいならどうぞ。俺は黙って聞くよ^^」という態度を取り続けましょう。
経験上、その方が愚痴モードに入ってくれやすくなります。
(4)あなたの口が堅い実績がある
愚痴を言うのは危険が伴います。話した内容を他の人にそのまま伝えられてしまう危険性があるからです。
だから、愚痴を言う相手は口が堅く、過去の信用度が高い人に限られます。つまり、あなたの今までの実績がモノを言います。
他人の秘密を話さない、口が堅い人は愚痴を聞くチャンスに恵まれやすいです。
逆に秘密をペラペラ話してしまう人は、愚痴を話してもらえるチャンスは少ないでしょう。
(5)最初が肝心
女性が愚痴を言うのは、あなたに対して心を開いていることの証でもあります。
だからこそ、初めて愚痴を言い始めた時は、何があろうと必ず「俺は最後まで黙って聞くモード」になる必要があります。
ここであなたが、「愚痴は嫌いだから」「そういう話を聞く気分じゃない」など拒絶の姿勢を見せると、女性は素直に引き下がるかもしれません。
しかし、次に女性から愚痴を聞く機会は、数か月以上は先になってしまいます。
それは女性の口説きや良好な関係を継続する武器を1つ失うことを意味します。
(6)何も言わずに聞き続ける
ただ黙って聞くだけでOKです。簡単そうですが、これが意外と難しい。
男性は無意識に「解決策の提示」や「アドバイス」をしてしまいがちですが、愚痴モードの女性の希望は「ただ聞いて欲しいだけ」です。
「ただ黙ってひたすら聞き続ける」ことが問題解決に最善であると覚えておくとよいでしょう。
以上、女性の愚痴を聞くときの注意点を解説しました。
3.まとめ
本記事のまとめです。
- 秘密の共有により心理的距離を縮める
- 女性がストレス発散する助けとなる
- あなたが特別で価値ある存在となる
- ただ黙って聞き続ける
- メッセージで愚痴が始まったときは電話か直接会う
- グッドイベントである
- あなたと相手が「親友以上の仲」であること
- あなたは愚痴を言わない
- 愚痴を言わせるように誘導しない
- あなたの口が堅い実績がある
- 最初が肝心
- 何も言わずに聞き続ける
使用上の注意点に気を付けつつ、女性と良好な関係を作っていただければと思います。