恋愛では「いい人」と「モテる」にはプラスの相関関係があります。特に職場や社会人サークルなどのコミュニティにおいて、いい人は女性と会話する機会に恵まれることが多く、結果的に恋愛に発展するチャンスが多いのです。
しかし、いい人だから必ずモテるとは限りません。いい人なのにモテなくて苦労しているケースは珍しくありません。それはなぜなのでしょうか。
本記事では、いい人なのにモテない理由と対処法を、著者の恋愛経験から解説します。
目次
1.いい人なのにモテない理由3選
大きく分けると理由は3つあります。
①あなたから女性に声をかけることが少ない
女性に対して「待ちの姿勢」を取っていると、モテることはかなり難しくなります。
なぜなら、大抵の人は他人から声をかけてもらうのを待っているからです。つまり、誰かがあなたに声をかけてくることは稀なのです。
また、女性は(男性が考える以上に)男性から話しかけられる機会がかなり多いため、自分からリスクを取って男性に話しかける理由があまりないのです。
このような状況にある以上、あなたから女性に声をかけなければ、人間関係が進むことはかなり難しいのです。
確かに、あなたから女性に話しかけるのは嫌かもしれません。無視、そっけない態度、拒絶による心理的ダメージを受けるリスクがあります。
あるいは「話しかける理由が見当たらない」などの難しさもあります。
しかし、それではいつまでたっても先に進めません。結局はリスクを取って話しかけた別の男性が、先に女性と仲良くなってしまうのです。
いい人で得られるアドバンテージには有効期限があります。会話を通して人間関係を進めなければ、有利な状況はいつの間にか失われてしまうのです。
②会話が女性任せになっている
女性と会話することはあっても、女性が主体的に会話を進めている状態では仲良くなることが難しいです。
お互いにあまり仲良くない状況では、「相手と仲良くなりたいと持っている側」が主体的に会話をして心理的距離を縮める必要があります。そして多くの場合、女性と仲良くなりたいのは男性側です。
女性もそれをわかっているので、女性側から積極的に会話することはほぼありません。男性側の出方を待ちます。これは男性を誤解させる危険を避けるためのテクニックでもあるため、女性からしたら当然の選択です。
とはいえ、女性が主体的に会話をしてくれる場合もあります。
よくある理由の1つに、場の空気を悪くしないために仕方なく主導権を持っていることがあります。
この状況は、確かに会話は成立しているのですが、女性は全く会話を楽しんでいません。女性は仕事と同じレベルで気を使っているからです。
同じ会話をするなら楽しめる相手とするのは当たり前。だからこそ、女性が会話の主導権を取らざるを得ない状況にするのは避けるほうが良いのです。
もちろん例外もあります。例えば、あなたが恵まれた見た目をしている場合などです。この場合は、女性があなたと仲良くなりたいと思っているので、女性が会話をリードすることが自然になります。
あるいは相手が会話好きな女性なら、女性が会話の主導権を取ることもあります。
しかし、これらの状況はあくまで例外です。私は数千人の女性と会話してきましたが、このような展開は1%もありません。恋愛では、例外に期待すると負けなのです。
③人間関係を意識的に進展させようとしていない
人間同士はいつの間にか仲良くなるもの、そう思っていませんか?
それも有効な方法の1つですが、代償として仲良くなるのに時間がかかってしまいます。進展が遅すぎると、女性も「私と仲良くなる気が無い」と判断してしまうかもしれません。
特に恋愛では、1つの関係性が長期間続くことは不利に働きます。
例えば、職場で仲のいい同僚、あるいは仲のいい友達、何でも腹を割って話せる親友。これは素晴らしい間柄であり、大切にするべきです。
しかし、1つの関係性が長い期間続いてしまうと、お互いに「その関係が普通」であり、「今後も変わらない/変えたくない」と思ってしまいます。
これは単なる思い込みに過ぎないのですが、(あなたも女性も)一度この感覚にハマってしまうと恋愛対象として見ることが難しくなることが多いのです。それが「今更デートに誘うのもなぁ…」みたいなことになってしまい、モテから遠ざかってしまうのです。
以上、いい人だけどモテない男性がとりがちな行動を紹介しました。
では、どうすればいいのでしょうか。
2.「モテるいい人」が意識してしている事とテクニック
結論から書くと、あなたから女性にアプローチする意識を常に持つことが重要です。
著者の経験上、特に重要と思われること、実際に行動してきたことから4つを紹介します。
①自分から女性に話しかける
言われてみれば当たり前のことですね。しかし、意外とできていないことが多いのです。
- プライベートでは女性から話しかけてくることはない。
- しかし、自分から話しかけると女性もいい反応をしてくれる
厳しいですが、このくらいの意識を持っているとよいでしょう。
では、どうすればいいのでしょうか。3つ紹介します。
(1)女性をきちんと観察する
例えば、髪を切ったなどの見た目の変化がわかれば「髪切ったの?」などと話しかけることができます。「いい感じになったね」など社交辞令のような褒め方でOKです。女性も喜んでくれます。
「可愛い」「素敵」など異性を感じさせるような褒めは危険です。プライベートで2人きりで会えるくらいの信頼関係を作り上げるまでは避けましょう。
いきなりこのような事が難しいのなら、男性を練習台と思って話しかけてみましょう。経験を積めば男性でも女性でも同じように接することができるようになります。
(2)挨拶する
すれ違う時はいつも声を出して挨拶しましょう。女性より早く声をかけるのも大切です。
これを繰り返すことで、ちょっとした雑談をしやすい関係性を作ることができます。例を挙げると、時事ネタ、業務上のちょっとした質問などが使いやすいネタとなります。
もっとも、あなたが挨拶しても女性が反応しないこともあります。女性に聞こえなかった、挨拶が苦手、挨拶をする習慣が無いなど、理由は様々ですが、ここは我慢比べです。しつこく挨拶を繰り返しましょう。それで何か文句を言われることはありません。
(3)今の仕事や社内サークルを頑張る
遠回りではありますが、「今の仕事や社内サークルを頑張る」のも効果的です。多くの人が関わる事に関わると職場内の人間関係が広がり、結果的に女性に話しかける理由付けをゲットしやすくなります。
これにより多くの人と仲良くなっている姿を見せることで、人間としての評価も高めることができます。
どのコミュニティでも応用が利きますのでお試しください。
②会話中にマイナスを与えないように意識する
あなたとの会話を女性がどのように感じているのかも重要です。モテている男性は会話にかなり気を使っています。
- 会話していて気持ちが良くなる/楽しくなる
- 気を使わずに会話できる/会話を通して違和感がない
- また会話したい
ではどうすればいいのでしょうか。
会話で好印象を与えるコツとして、加点より減点を減らすことを意識するとよいです。
なぜなら、加点を得るのは難しい割に1つにつき1点とか2点程度のプラスですが、減点は1つにつき10点以上減点される、あるいは一発アウトになることも珍しくないからです。
例えば、以下のような話し方は減点となります。マイナスになるNG会話は数えきれないほどあります。
- キツイ言い方やトゲのある言い方をする
- 一方的に話し続ける
- 会話がすぐに途切れてしまう
- 感情を出さない
- すぐに否定する
- 相手の話を遮って自分が話す
しかし、NG会話の項目は比較的わかりやすいため、問題点がわかれば対処しやすいです。
具体的な方法として、まずは最近のあなたの周りの人との関係を思い返してください。
その時に最低限の会話しかできていない、会話を避けられている、会話中に違和感を覚えたなどがある場合、NG会話にマイナスポイントが含まれているかもしれません。
そう感じたら、会話中に相手の反応や空気に気を配るようにしてください。何となく「あ、ここで雰囲気が悪くなった、女性の気分を害した」などがわかるようになります。
もちろん、すぐ完璧に対応できるようにはなりません。何度も失敗するでしょう。
そこで、NG会話をしてしたときのリカバリに使えるテクニックの1つ、「すぐに謝る」を紹介します。
例えば女性と同時に話し始めた場合、「こめん、先にどうぞ」などと言うのです。ほとんどの場合、これで許してもらえますし、減点も最小限に抑えられます。
著者は自身のNG会話を20以上も改善してきました。面白い作業ではありませんが、必要なことだと割り切りましょう。いつの間にか客観的な自己批判と改善ができるようになりますよ。
③意識して関係性を深めている
会話を続けると仲良くなりますが、それだけでは女性と深い仲になることは難しいです。では、どうすればいいのでしょうか。
ここでは互いの呼び方を意識することで親しくなるテクニックを紹介します。
あなたは女性をどのように呼んでいますか?
女性といつまでたっても仲良くなれない人は「山田さん」など、「苗字+さん付け」で呼んでいます。これでは「私とあなたの間柄は遠いですよ」と言っているのと同じです。
ではどうすればいいのか。
折を見て、「苗字+さん付け」から「名前+さん付け」、さらに「下の名前呼び捨て」もしくは「愛称呼び」に変えていくのです。
①山田さん ⇒ ②あやさん ⇒ ③あや/やまっち/あやや、など
下の名前呼び捨てや愛称呼びのほうが心理的距離はずっと近くに感じます。
ただし、単に呼び方を変えればOKではありません。呼び方を変えることにOKしてくれる程度の信頼関係が前提であることをお忘れなく。
④デートに誘う
仲良くなったらデートに誘いましょう。
デートに誘わないなら女性とのセックスはもちろん、交際も実現しません。男性ならここは避けて通れないのです。
とはいえ、デートに誘う時に一か八かで誘うのは得策ではありません。
モテる男性は、軽い感じでデートに誘ってOKをもらっています。これはデート成功率を上げることはもちろん、誘いを断られても女性との関係性を壊すリスクを最小限にしているのです。
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