文字が綺麗だとモテるというのは聞いたことがある人もいるでしょう。
これは本当でしょうか?実は半分本当です。
確かに、お互いによく知らない状態では中々のプラス効果を持ちます。
しかし、その効果は長続きしないのが現実です。理由を解説します。
1.綺麗な文字を書ける男性はモテる?
結論から書くと、綺麗な文字を書けるほうがモテにプラスの効果はありますが、無くても問題なくモテることができます。
(1)モテ要素の1つである
美しい文字を書けるのは、明確にモテ要素の1つとなります。
特に、まだ会ったことのない人や初対面、知人など、あまり仲良くない人に対して効果的です。
なぜなら、文字の美しさは見た目の良さと似たような効果を出すからです。
綺麗な文字を書く人なら素晴らしい内面を持っていそうだ、という根拠のないプラスの連想をしてくれるのです。
見た目が良い人は初対面で信頼を得やすいですよね。それと同じことが起こるのです。
また、文字が綺麗だと学校や職場、部活動、社会人サークルなどで具体的なメリットを得られるチャンスがあります。
例えば職場だと、字が綺麗だと他部署などから仕事の依頼が来やすくなります。必然、社内の人と知り合いになれる機会が増えるのです。
これが職場恋愛のチャンスを後押します。いわゆる出会いの場に出てこない女性とも出会いやすくなるので、活用しない理由はありません。
部活動や社会人サークルでも同じことが言えます。
私が学生時代の頃の話ですが、賞状に筆ペンで名前を書いていた時、字が上手い人は重宝されていました。
その方は女性ですが、それがきっかけとして交友関係を広めていました。
このように、綺麗な文字を書けると恋愛面で少なからずメリットがあるのです。
しかし、過信してはいけません。弱点も持っているからです。
(2)効果範囲はかなり狭い
本記事執筆時点(2024年3月)では、綺麗な文字が要求される場そのものが少なくなっています。そのため、実際に有効性を感じることは少ないでしょう。
例えば、職場であっても文字を書かなければいけない場面というのはほぼありません。
賞状は印字すればOK、年賀状は廃止などの会社は決して少なくありません。
せいぜいメモ用紙にサラサラと書く程度であり、そこに文字の美しさは要求されません。自分が読めればいいのですから。
また、女性との出会いの場(マッチングアプリ、合コン、ナンパなど)で文字を書く機会なんて、ほぼありません。
私は恋愛活動で1,000人を超える女性と会ってきましたが、文字を書く機会は1回もありませんでした。
どんなに素晴らしい特技でも、その魅力を伝える機会が無いなら意味がありません。
文字の美しさは、死にスキルになりやすい弱点を抱えているのです。
(3)文字がきれいなメリットは仲良くないときほど効果が高い
更に言うと、文字がきれいなメリットは「大して仲良くない状態ほど効果的」ですが、一度仲良くなってしまうと効果はほぼなくなります。
先程書いたように、相手の内面がわからないときほど、文字が綺麗だと良い内面を持っていそうと想像させることができるからです。
裏を返せば、ある程度仲良くなって内面が伝わってしまうと、あなたが持つ本来の内面で評価を受けます。
文字の美しさが与える好印象は消滅し、単に美しい文字を書く能力という、本来の評価に戻ってしまうのです。
しかし、恋愛では女性と仲良くなることが必須です。
そのため、文字の美しさというプラスの幻想効果は無くなってしまうことが前提となってしまうのです。
ここが見た目(服装、髪型、身だしなみ、体型、顔つき)と決定的に違うてんで、口説き前にはかなりの効果が消滅してしまう魅力なのです。
また、文字の美しさは「人としての魅力」であり、男としての魅力ではありません。
男としての魅力とは、マッチョや細マッチョなどの肉体美、あるいは男らしさを感じさせる言葉や行動などが含まれますが、文字にその力はありません。
その証拠に、汚い文字を書くという理由だけで破局や離婚したという話を聞いたことはないでしょう。
仲良くなればなるほど、文字は他の人が読めれば用が足りてしまうのです。
以上、綺麗な文字を書ける男性はモテるのか?について解説しました。
既に字が綺麗な人は武器にする方が良いが、そうでないなら無視しても問題ありません。恋愛成功のために、わざわざ身につけるほどのものではないのです。
文字を上手にすることに興味があるなら検討する価値はあると思いますが、そうでないなら出会いづくりや会話ができる環境に身を置くほうが、恋愛面でのプラスは大きくなると思います。