- 女の勘って本当にあるの?
- 女の勘の論理的な構造を知りたい
- 女の勘への対処法を知りたい
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- 女の勘は「観察力」「考察力」「質問力」の合わせ技です。
- 女の勘は個々の女性の能力によって当たり外れが激しいです。
- 女の勘の暴走は、男性は「演技力」と「誠実さ」で止めることができます。
恋愛歴8年の間に、数十人の「女の勘」を経験してきた著者が回答します。
目次
女の勘の基本構造と問題点
結論から書くと、女の勘は実在します。その基本構造は
①観察力
②考察力
③質問力
で説明できます。
①観察力
いつもとは違う何かを見抜く力です。
これは男性より女性のほうが優れていることわかっています。男の勘という言葉がないのは単純に能力差によるものです。
女の勘の発動条件となる事例は
- いつもは話を聞いてくれるのに今回は雑に流された
- 会社から帰ってくる時間がいつもより早い/遅い
- LINEでOKを表現するスタンプがいつものと違う
- いつもは「夕食→お風呂」なのに、今日は「お風呂→夕食」だった
- 最近、LINEの返事が遅い
など、些細なことから発動します。
②考察力
観察力で気づいた「違い」がどういう意味を持つのかを考え、推測する力です。
考察力が強い → 女の勘は当たりやすくなる
考察力が弱い → 女の勘は外れやすくなる
女性によって「女の勘は当たるよ」と感じる人もいれば、「いやいや意外と当たらないよ」と感じる人もいるなど、人によって異なる評価になる理由はこれです。
考察を基にして証拠集めをするか否かは女性によって変わります。彼氏や夫のスマホや手帳を覗き見する女性もいれば、思い込んで突っ走る女性もいます。
③質問力
男性に質問する力です。交渉術に近いものがあります。
証拠がある → 自白を目指して質問する
証拠がない → 男性の反応から判断するために質問する
女性が質問するタイミングが上手い、演技下手な男性であればボロを出しやすくなります。当然、男性の演技が上手い、男性に後ろめたさがない場合は効果が薄い/ないことが多くなります。
私の知り合いの女性は、「あなた(夫)のワイシャツにオレンジ色の紙が入っていたんだけど、これ何?」という何気ない質問がきっかけで、風俗通いが発覚しました。
オレンジ色の紙は風俗の名刺だったのですが、女性が見つけた時点では紙は洗濯によって印刷がかすれていて、何の紙かわからなくなっていたのです。これは単なるジャブだったのですが、男性はそのことがわからなかったので白状したのです。
以上、女の勘は3ステップで発動し、その引き金は「いつもとは異なるあなたの行動」から始まります。
問題点
先ほどの構造からわかる通り、女の勘に根拠はありません。そのため、思い込みで暴走することが意外とあります。
- 友達との雑談やネットの情報から、女の勘は当たると思い込んでいる
- 彼氏/夫の普段の行動の違いから女の勘が働く(大抵は悪い方に)
- 妄想に妄想を重ねて、それが真実と思い込む
- その後、男性が「それは違う」と主張する、あるいは証拠を見せても、女性が信じない
- 最終的に、女性が周囲を巻き込んで大暴走する
上記は最悪パターンの一例で、多くの男性を困らせている典型です。
これは「誠実な行動」「彼女/妻に一途な行動」をとっていたとしても、迷惑な女の勘は普通に発動するということです。
私たち男性は、迷惑な女の勘にどのように対処すればいいのでしょうか。
男性が「女の勘」に対処する方法
女の勘の基本ロジックと私の経験から、
- 名演技の男性になる
- 後ろめたいことをしない
の両方で対処するのがおすすめです。
女性の質問には「いつもの態度」で回答する演技をする
女性が疑いを持って接してきている時は、男性側もなんとなくわかるもの。その時こそ、いつもの調子で女性の質問に回答しましょう。
女性は、男性の反応を見て「疑いを強める」あるいは「誤解だった」と判断することがとても多いです。
<普段とは異なる態度の例>
- 語気を強める
- 過剰な身振り手振りをする
- 睨みつける
- 諦めたような態度を取る
いずれも普段と違う態度を取れば取るほど、「疑惑は深まった」と解釈され、ますます面倒になっていきます。
なので、普段のあなたはどのように女性の質問に回答しているのかを知っておくほうが良いです。ごく普通の質問を女性がしてきたときに、あなたは
- どんな身振り手振りをしている?
- 声の調子は?
- その時の姿勢は?
- 視線はどこを向いている?
などを意識して確認しましょう。これができると、女の勘をある程度コントロールすることができます。あなたの反応がいつもと同じなら、女性は「この疑いは誤解だった」と解釈してくれることが多いです。
私の経験上、上手に演技すれば高確率で女性の疑いを封じ込められます。特に「言った言わない」の水掛け論となったときに力を発揮します。
ただし、女性が証拠をつかんでいる時は無効です。
普段から誠実な行動をする
後ろめたいことが無ければ、いついかなる時も、女性の質問におじけづくことはありません。女性の質問にはいつもと同じ反応をしながら回答できます。結果として、女の勘をコントロールしやすくなります。
ただし、真実よりあなたの反応のほうが判断基準としては優先される点には注意です。つまり、あなたが潔白であったとしても、「女性が疑いを持ってしまえばダメ」ということ。
悲しいことに、誠実や真実が常に勝つとは限らないのです。
質問に対するあなたの反応を見て、女性が「これに違いない!」と思い込むと、その後あなたが潔白という証拠を提示しても、心の底では疑い続けることに注意しましょう。
特に、「オドオドする態度や口調をしてしまう習慣を持つ男性」は最初から疑われやすくなりますので、できるだけ早く修正することをお勧めします。肝心な時に女性からの信頼を得られないと、望まない破局を迎えるリスクを高めてしまいます。
嘘をつかない
普段から(大小を問わず)嘘をついている男性は、女の勘をコントロールしづらくなります。この「嘘」には「大げさ」「紛らわしい」も含みます。
いわゆるオオカミ少年のような立場になってしまうと、女性も普段から警戒するので、女の勘の発動率も高くなってしまいます。また、肝心な場面で信用されにくくなります。
嘘はあなたのためになりません。虚言癖(「大げさ」「紛らわしい」を含む)がある人は早急に修正しましょう。
女の勘を発動させづらくする
むやみに女の勘を発動させてもいいことはありません。あなたの日常生活の中で女の勘の発動率を下げるように意識しましょう。例えば、
- 日常の行動パターンをできるだけ同じにする
- いつもと違う行動をとる時は事前予告する
- 普段から新しい行動を取り入れる習慣を身につける
などをすると女の勘が機能しづらくなります。
以上、女の勘への対処法は
- 名演技の男性になる
- 後ろめたいことをしない
の両方を満たすのが最善です。