現代社会では男女平等の価値観は当たり前となりました。これができない人間は高収入を得にくくなったり、友達作りや人間関係で苦労することになります。
必然的に恋愛にも悪影響を与えてくるので、男女平等の価値観はかなり重要な要素となります。
しかし、恋愛の世界では女性と仲良くなったり恋仲になるほど男女平等の価値観は重要度が低く、場合によってはマイナスの効果すら持ちます。
なぜこんなことになるのか、解説します。
目次
1.男女平等の価値観を強く出しすぎると逆に女性からモテづらくなる理由
結論から書くと、女性は人としての関係性では男女平等を求めますが、恋愛関係では(男女平等より)女性優遇を求めるからです。
(1)女性が男性に惚れる強力な要素の一つは「頼りになる/男らしい男性」だから
恋愛において、女性が男性に求める要素の第1位は「頼りになる事/男らしさ」で、ほぼ全ての女性に異性としての有効打を与えることができる万能性を持っています。
何をもって頼りにするのかは千差万別ですが、本質的な話をすると「総合的にこの男性に任せておけば大丈夫」と思わせることです。
頼りにするということは相手に依存するわけですから、当然ですが男女平等と逆行します。
では、女性が男性を頼る具体的な要素はなんでしょうか。
一番わかりやすいのが男性の収入に頼ることです。
実は少なくない女性が「自分は働かず男性の収入を当てにして生きたい」のです。
そのため、専業主婦を許してくれる男性は「頼りになる」ので人気物件となります。
その片鱗が見えるのが、奢ってくれる男性のみを恋愛対象とする女性が沢山いることです。
私の経験上、50%程度の女性は奢ってくれる男性のみを恋愛対象と判断しています。つまり、交際前に男性の経済力を品定めしているのです。
2025年現在、現場で活動する恋愛仲間によると、この状況は10年以上前から大して変わっていないとのことです(笑)
他には、面倒事を代わりにやってくれるのも頼りになる男性として好まれます。
例えば、女性が「北海道旅行をしたい」と言うと、旅行の計画を立ててくれる男性に頼りがいを感じやすいです。
女性の旅費を持てばさらに頼りになると感じるので、女性から(恋愛的な意味で)好印象をゲットしやすくなります。
あるいは、交際関係が長く続いたり結婚すると、女性は「◯◯が無いんだけどー」みたいな言い方で甘えてくることが増えます。
◯◯をコーラだとすると、「コーラがないんだけどー」となり、この言葉の裏には「だから早く買ってきて!」という要望です。
これ、ほとんどの女性が、彼氏や夫にした経験があるくらいには、ありふれた光景です。
このように、女性は子供のような甘え方を許してほしいのです。
裏を返せば、男女平等が実現したら困るのです。こういう甘えができなくなりますから(笑)
それが悪いわけではなく、女性とはそういう生き物だと割り切って接することが大事です。
(2)人としての魅力にはプラスだが男としての魅力にはマイナスだから
女性を攻略するには、人としての魅力と男としての魅力の両方を高いレベルで保つ必要があります。
しかし、要素によっては一方を高める代わりに他方を下げてしまうものもあります。
その一つが、男女平等という価値観です。
男女平等という価値観は、人としての魅力を上げる効果があります。
男だからこうするべき、女だからこうするべきという価値観は、正直言ってウザいです。
だから、男女平等の価値観はある程度は必要で、円滑な社会生活を営む上での必須テクニックとなります。
しかし、恋愛においてはかえってマイナスになる効果が少なくありません。
例えば、女性が、恋愛関係にある男性に求めるものの第一位はお金(経済的な安定)です。
これを表立って言うことはありませんし、公には認めませんが、ほぼ100%の女性が求めています。
だから男性が女性に奢る/奢らない論争があるのです。
しかし、男女平等を追い求めすぎると、女性は最大の要望である経済的な安定を男性から得られなくなります。
「男女平等だから、俺と同じだけのお金を稼いでね」と切り返されてしまうからです。
よって、過度な男女平等の主張は男としての魅力にマイナスとなってしまうのです。
そもそも論として、女性はズルくしたたかな生き物です。
大半の女性は、自分が有利な戦いでは男女平等を、不利な戦いでは女性優遇(弱者優遇)を出します。
そうすれば、かなりの場面で有利にことを進めることができますからね。
恋愛では、このようなダブルスタンダードをしたい女性の本音を理解して、可能な限り叶えてあげることが、女性の攻略に必要です。
恋人とは特別扱いする人間のことですから、こういう汚い部分をちゃんと理解して、解消してあげる必要があります。
以上のことから、男女平等の主張はあまりに正論で綺麗すぎるので、恋愛的にマイナスになるのは仕方がありません。
(3)女らしさは男性を操る武器となるから
恋愛において、女らしさというのは非常に強力な武器となります。
例えば、男性が社会的地位や収入を得るには、幼少期から20年以上もの地道な積み上げが必須となります。
ところが、女性はそのような努力を積み重ねた男性の彼女になるだけで、間接的に自分のものとして使えるようになります。
これは特殊な話ではなく、若さと女としての武器を普通に活用するだけで、比較的容易に再現できます。
女性限定の特殊能力は強力なものが多いですが、これはわかりやすい一例となります。
また、男女が口論や喧嘩をしたとき、(どちらが悪くても)女性は感情的に騒ぐだけで、男性を悪者にすることができます。
昨今では痴漢冤罪や性犯罪の冤罪が明るみに出てきていますが、これも「女性が言うことだから正しい」という謎感覚がまかり通っているからです。
女性側によほど大きな問題があったり明確な悪意がある場合でも、双方が痛み分け、もしくは女性側が軽傷で済むため、女性にとって女の武器はとても使い勝手が良いのです。
ところが、男女平等という条件下では、これらの特殊効果が使えなくなります。男性と同じく「では証拠の提示をお願いします」などと迫られるようになります。
これは女性にとっては得意武器を取り上げられたのと同じですから、避けたい展開です。
それが恋愛関係でも適用されてしまうと、平等と弱者の両方を使い分けたい女性にとっては嬉しくない状況なので、できるだけ避けたいのです。
だから、過度な男女平等を主張すると女性から嫌われたり、モテから遠ざかってしまうのです。
以上、男女平等の価値観を強く出しすぎると女性からモテづらくなる理由について解説しました。
男女平等は人としての関係性ではプラスの武器となりますが、恋愛関係では男女平等より相手の女性を特別扱いするほうが、優先順位が高くなります。
相手との信頼関係に応じて、男女平等と男らしさや頼りになる姿を使い分けることが重要です。
目安は友達以下なら男女平等を、友達以上の仲なら男らしさや頼りになる姿を見せると、バランスが良くなるでしょう。