最近ではLGBTQの人への配慮が叫ばれるようになりました。
誰でも使えるトイレの設置、婚姻時に性別の壁を取り除くなど、具体的な行動がとられるようになってきました。
では、これから恋愛活動をする場合、何か意識して気を付けることはあるのでしょうか。
結論から書くと、初対面から仲良くなるまではあまり意識しなくてOKです。口説きを始めた時に注意するくらいで間に合います。その理由を解説します。
目次
1.恋愛ではLGBTQを特に気にしなくても問題ない理由
恋愛ではLGBTQの人がいることを気にする必要がありません。理由は3つあります。
(1)人として仲良くなる段階では性別や性志向などどうでもいいから
初対面から口説きに入る手前の段階では、老若男女に関係なく、人として平等・対等に接する、そして相手にメリットを与えることが重要です。
性別や見た目などに関係なく親切にする、話しかける人は周囲の人から信頼を獲得しやすくなります。
このように、初対面から口説きを始めるまでは、性的な事を気にしなくていいので、必然的にLGBTQの人についても意識する必要がないのです。
逆に言うと、むしろ、性的なことを意識している人の方が、女性や周囲から警戒されやすくなり、友達作りで不利となります。
例えば、可愛い女性にだけ話しかけたり親切にする行動を取る、あるいは可愛くない女性に対して雑な態度を取る男性は、周囲の人から警戒されます。
これはあなたも見聞きした経験があるでしょう。私もそのような失敗を積み重ねた時期があるので、よくわかります。
(2)気が付いた時に対処すれば間に合うことが多い
目の前の人がLGBTQの人だと気づくのは、口説きのステージになってからのことが多いと思います。
もちろん、男性を恋愛対象とする女性(=つまりLGBTQではない場合)に対しては、普通にアプローチすればよいです。
では、口説きを始めてから相手がLGBTQの人だとわかったら、どうすればいいのでしょうか。
多くの場合、デートに誘った時点でやんわりと断られるでしょう。そのため、口説き対象外となるので問題となりません。
問題は、ある程度デートをするなど関係が進展してきた段階で、LGBTQなのだと告げられた場合です。
この場合はどうしたらいいのでしょうか。
対応はシンプルで、判明した段階で即座に口説きを辞めて、謝りましょう。
その後、これからも良い友達や親友でいることを提案するのです。
併せて、彼女の価値観を受け入れて尊重する姿勢を見せましょう。
謝るのは、あなたがGBTQの女性にアプローチをすることで困らせてしまったからです。
気が付かなかったとはいえ、相手が困ることをしてしまったのなら謝る、これは円滑な人間関係を築く上での常識です。
そして、今後も友達になることを提案するのは、友達が増えるほどあなたの恋愛が有利になるからです。
LGBTQの人は、周囲から「本当の自分をわかってもらえていない」という感覚を持っていることが多いからです。
そのため、あなたがよき理解者として接することは、彼ら彼女らにとって非常にありがたい事となります。
結果、今後も良き友達として長くお付き合いできるようになるでしょう。
別に難しい話ではありません。スポーツで考えれば、野球好きがいればサッカー好きがいるのと同じ。
男性を愛する男性、女性を愛する女性がいても、別に不思議ではないのです。
あなたと異なる価値観を柔軟に受け入れる能力は、あなたの人間性を高めるうえでも非常に大きな強みとなるでしょう。
(3)割合が少ない
LGBTQの人の割合は諸説ありますが、日本では3%~10%程度存在すると言われています。中央の7%で考えると14人に1人いる計算です。
身近な存在ではありますが、多数派ではありません。
そして、あらゆる行動の基本は、可能性が高い方を優先すると次第に有利となります。
そのため、相手がLGBTQの人だとわからない場合は、より多数派である人たちを優先する行動を取りましょう。
言い換えると、基本を重視するということです。「こんな例外もある」という意識も大切ですが、最初から例外を優先するのは正しい方法とは言えません。
もちろん、目の前の人がLGBTQの人だとわかっているなら、その人向けの対応をするべきです。
例えば、今あなたがデートをしている女性が「お昼は焼き肉を食べたい」を言えば、焼肉屋に連れていきましょう。
多くの女性はスイーツ好きだからと言ってスイーツを押し付けることは間違いですからね。
傾向を使うほうが有利な場面と、目の前の人に向けての個別対応をする違いが分かるようになると、他者からの信頼を獲得することが、ぐっと楽になるでしょう。
以上、恋愛ではLGBTQの人がいることを気にする必要が無い理由について解説しました。
とはいえ、完全に無関心でいることは良くありません。社会の流れに合わせて対応することは重要です。
続いては、普段の行動や言葉で気を付けたほうが良いことを紹介します。
2.普段の言葉や行動で気を付けておいたほうが良い事
ここでは2つ解説します。
(1)普段から価値観の押し付けにならない言動を取ることを意識する
現代社会は価値観が多様化しています。
少数派の価値観を持っているのは、何もLGBTQの人だけではありません。
例えば、男らしさや女らしさを押し付けられて、息苦しい思いをしている人も少なからず存在します。
別に、力自慢の女性や、料理上手な男性がいても、何の不思議もありません。結婚適齢期も人それぞれです。
そのため、あなたは日常的に、少数派の人に対してある程度配慮した行動を普段から取ることが重要となるのです。
イメージは、「男はこうで、女はこうあるべきだ」のような発言をなるべくしない事です。
この発言は危ないかもしれないと思った時は、発言を控えて周りを観察する立場に徹するのが良いでしょう。
こうすることで、LGBTQの人を含め、マイナーな価値観を持つ人たちに対しても当たり障りのない行動を取りやすくなります。
結果として、あなたの交友関係は広がりやすくなるでしょう。
もちろん、あなたが個人的にイメージを持つのは自由です。
私はいわゆる女らしい女性が大好きで、そういう女性を好み、恋愛対象としてきました。
それを表に表明して、押し付けなければよいのです。
(2)考え方を事前に整理しておく
現代社会は少数派に対する配慮を要求する声が高まっています。
一部の過激派のような人は論外としても、普通の人であっても配慮を求めるような考え方や価値観を持っている人は、今後も増えてきます。
例えば、本記事執筆の2022年より以前から、小学校の授業ではLGBTQに関する内容が取り上げられているケースがあります。
このような教育は、子供はもちろん、大人の価値観にも少なからず影響を与えていますので、今までのような価値観では対応が難しい局面も出てくるでしょう。
そのため、時間がある時に、LGBTQに対してどのような発言をするのか、あなたなりの考え方を整理しておきましょう。
基本的には、聞き手が不快に思うことを言わなければ何でもよいです。
例えば、以下のような考え方は良いと思います。
- LGBTQの人に対して特別な意識はありません。普通の人として扱います。性自任や性的志向と、友達になることは無関係ですから。
- もし誰かから「自分はLGBTQなんだ」と言われた時、それを受け入れますが、他の人には話しません。
- 秘密を打ち明けることは勇気がいることで、その人の思いに応えられる人間になりたいですから。
このような事を事前に用意しておくことで、いざという時に必ず役に立ちます。それはあなたの器を広げること、そして友達を増やすうえでも有効となるのです。
3.本記事のまとめ
最初に、恋愛ではLGBTQを特に気にしなくても問題ない理由を3つ紹介しました。
- 人として仲良くなる段階では性別や性志向はどうでもいいから
- 気が付いた時に対処すれば間に合うことが多い
- 割合が少ない
しかし、まったく気にしないのも問題ですので、普段の言葉や行動で気を付けておいたほうが良い事を2つ紹介しました。
- 普段から価値観の押し付けにならない言動を取ることを意識する
- 考え方を事前に整理しておく
参考になると幸いです。