恋愛で成功するには様々な要素がありますが、最重要事項の1つが「他人にメリットを与える」ことです。
これができない人は彼女ゲットと恋人関係の継続が極めて困難になるため、恋愛で成功したい男性は必ず攻略するべき内容となります。
また、「女性に」ではなく、「他人に」としているところも大事なポイントとなります。
本記事で詳しく解説します。
目次
1.他人にメリットを与えることが恋愛成功に必須である理由
大きく2つの理由があります。
(1)新しい人間関係を作るため
新しい人間関係が作られるのは、その人と関わる事で自分にメリットがあると思える時に限られます。人間は打算的な生き物なので、無意識的に計算してしまうのです。
つまり、あなたが「相手にとって」何らかのメリットを与えることが必要となります。逆に言えば、メリットを与えられない人は、人間関係を構築することができません。
分かりやすいのが、あなたが小学校や中学校の頃のクラスメートとの関係です。全員と仲良かったでしょうか?
1年間で200日以上、時間にすると1400時間以上も共に過ごしたはずですが、仲が良かったのはごく一部ではないでしょうか。
メリットを与えあう関係にならないと、物理的な距離がどんなに近くても、仲良くなることはできないのです。
仕事上でもそうですね。あなたが質問した時に「自分でやれ」という同僚Aさんと、「一緒に考えよう」と協力してくれる同僚Bさんがいたら、次回質問するのはどちらになるでしょうか。その後、気楽に話しかけられるのはどちらでしょうか。
大半の人はBさんを選択すると思います。他人に親切な人ほど人間関係で困らないのは、相応の理由があるのです。
恋愛活動でも同様です。女性があなたと2回目に会ってくれるのは、1回目で「またあなたに会いたい」と思われた時に限られます。
これは初対面は比較的簡単に実現できるが、2回目に会うことが難しい理由の1つになっています。
私自身、もう一度会いたいと思える女性にだけ、その場で次回会う提案をします。
非常に冷たく感じるかもしれませんが、相手の立場になって、冷静に考えると納得できるかと思います。
(2)人間関係の変化をもたらす
人間関係は、あなたと相手が与え合うメリットの大きさによって決まります。単純化すると以下のようになります。
- 無い → 人間関係が無い
- 小さい → 知人
- 中程度 → 友達
- 大きい → 親友、恋人、夫婦
つまり、今のあなたの人間関係は、相互に与えあうメリットのバランスが取れて、落ち着いているので今の関係性になっているのです。
そして、与えるメリットを変えない限り、人間関係はこのまま変わりません。
あなたが好意を持っている女性との関係が友達だったとして、与えるメリットがずっと変わらないとどうなるでしょうか。あなたと女性の関係はずっと友達のままとなり、口説くチャンスが訪れない可能性は非常に高いです。
そうならないためには、何をすればいいのでしょうか。
①今より親密になりたい場合
人間関係が進展する時は、一方が他方に、今までより大きなメリットを与えることをがスタートとなります。そして、相手方がそれを受け入れた時、人間関係はより親密になります。
例えば、あなたが職場の同僚に、初めてプライベートで遊ぶことを提案したとしましょう。「今度、●●ってところに遊びに行くんだけど、一緒に行かない?」と。
そのとき、相手がOKしてくれたら、人間関係はこれまでより親しくなったと判断することができます。
逆に、NGだった場合、相手はこれまでの関係のほうがよいと判断していることになります。あなたからの提案をOKしてもらえるように、普段からメリットを与えることを意識して行動することが必要となるでしょう。
②今より疎遠になる場合
お互いに与え合うメリットが小さくなった場合、人間関係は後退します。
学校のクラスメートや会社の同僚など、近くにいるときは関係があったけど、卒業や異動をきっかけに物理的な距離が離れると、いつの間にか何の連絡も取らなくなったというのは典型的なパターンかと思います。
つまり、その人との関係を疎遠になりたいのなら、あなたからメリットを与える量を少しずつ減らしていけばよいのです。
すると、鏡の法則(相手にされたことをお返しする心理)が働き、相手から受け取れるメリットも小さくなっていきます。これを繰り返していくと、人間関係は自然に消滅します。
モテる男性が女性と別れるときは、このテクニックを使っていることが多いです。
いきなり別れを切り出すと大揉めするリスクがありますが、恋人関係を続けるメリットがなくなった状態で別れを切り出すのです。
この手順を踏んでいると、女性もすんなり受け入れてくれるので、後腐れが少なくて済むのです。
以上、他人にメリットを与えることの重要性を解説しました。
では、メリットを与える時に意識すべきことはなんでしょうか。
2.他人にメリットを与える時に意識すべきこと
私の経験上、意識したほうがいい4点を解説します。
(1)他人への興味関心
相手にメリットを与えるには、相手のことを知り、話しかける必要があります。そのためには、何らかの形で糸口を見つける必要があります。
その時の方法の1つが、女性を観察して、いつもと違うことを見つけることです。
普段より機嫌が良さそうに感じたら、「何か嬉しいことがあったんですか?」と聞いてみましょう。それが当たりなら、嬉しそうに話してくれるかもしれません。
もし間違いでも、「普段よりニコニコしているような気がしたから、何かいい事があったのかなと思ったんですよ」と言えばOKです。このように言われて、女性も悪い気はしません。
念のためですが、あてずっぽうで使うのはお勧めできません。あなたが普段からきちんと観察して、そのように感じた時に使うようにしましょう。
興味関心を持つ対象は、気になる女性だけではなく、あなたと関わりのある人全般に対して持つことが重要です。
例えば、男性は恋愛対象ではありませんが、その男性の友達として、あなたが好みとする女性がいるかもしれません。多くの場合、あなたが理想とする女性は、友達の友達やその先にいるものです。
また、あなたが口説きたい女性がいる時、その男性が助けてくれるかもしれません。
どんなことがあなたの助けになるかわからない以上、できるだけ多くの人にアンテナを伸ばすほうがよいです。
また、女性の名前は必ず覚えるようにしましょう。相手の名前を覚えられないのは、「あなたに興味が無い」と言っているのと同じです。
もしかしたら、個人的な事情があって、記憶力が低いのかもしれません。悩みがあって心ここにあらずなのかもしれません。
しかし、そんなことは相手にとってはどうでもいい事です。名前を覚えられないのなら、私に対する興味などない。そのように判断されても仕方がないのです。
だから、何があっても名前を覚えるように意識して頑張るべきです。
そのためには、相手の名前を意識して言うようにしましょう。人間は使った回数が多い言葉を長く記憶する性質があります。
私の場合、自己紹介を受けたら「●●さんですね」と意識的に言うようにしています。これだけでも記憶の定着率が上がります。
また、相手も自分の名前を言われると、あなたに対して親近感を持ちやすくなります。テクニックとしては初歩ですが、するとしないでは仲良くなりやすくなる速度が変わってきますよ。
(2)先に相手に与える
人間関係を作るうえで重要なことは、先に相手に与えることです。
人間は打算的なので、確実にメリットがあるなら先に行動してくれますが、不確定な場合は相手からの行動待ちとなることがほとんどです。
つまり、「相手が与えてくれたら行動する」と考える人は、お互いにお見合い状態となり、人間関係がほとんど広がらないのです。
そのため、リスクを取って、あなたから相手にメリットを与えることが重要となります。
そして、この行動は多くの場合で成功します。先に相手にメリットを与えようとするあなたの姿勢は、相手にとって非常にメリットがあるように感じられるからです。
そして、男性の恋愛では、先に女性に何かを与えることは非常に重要です。
このように書くと反発する人がいるかもしれません。男女平等なのだから、必ずしも男性から頑張る必要は無いのでは?と思うかもしれません。
ところが、その方法では、恋愛で苦戦する可能性を高めてしまいます。
恋愛において、大半の女性は、男性からのアプローチを待っています。そして、アプローチしてきた男性の中から良さそうな男性を選んで行動します。いわゆる待ち戦略です。
そして、多くの女性は、待ち戦略だけで十分な数の男性からアプローチを受けてしまうので、声をかけてこない男性はどうでもいい存在となってしまうのです。
つまり、あなたが待ち戦略をすると、希望する女性をゲットできる可能性が大幅に下がってしまうのです。
現実に、初対面の女性に対して全く話しかけないと、女性は他の話しかけてくれる男性の所に行ってしまいます。
だから、恋愛活動においても、先に相手に与えることを意識して行動するほうがいいのです。
(3)人間関係に応じて与えるメリットの大きさを変える
人間関係を進展させるにはメリットを与えればいい。この考えは正しいのですが、注意が必要な部分があります。
大きなものを与えれば仲良くなれるのではなく、あなたと相手の人間関係に応じたメリットを与える必要があるということです。
例えば、初対面の人から突然100万円を「これ、あげる」と言われて渡されたらどうしますか?
ほとんどの人は受け取らず、返そうとするでしょう。相手の行動の意図が理解できず、恐怖を感じるからです。
このように、大きすぎるメリットは相手に受け取ってもらえません。
この手の失敗は「空気が読めない」「重い」と表現されます。人間関係の距離感がわからない人として、今度のトラブルを避けるため、人間関係を敬遠されてしまうのです。
では、どうしたらいいのでしょうか。
基本的には、人間関係が疎遠な時ほど与えるメリットを小さいものに、親密なら大きいものを与えるのが有効です。
初対面なら、初対面でも受け取れるくらいの軽いメリットにするのです。例えば、部屋を移動するときにドアを持ってあげる、お店で注文する時に店員さんを呼ぶなどです。
このような小さなメリットなら、初対面や知人でもしっかりと受け取ってもらいつつ、「親切な人なんですね」と好意的に思わせることができます。
もちろん、仲が良いなら一緒に遊びに行くなど、大きなメリットの提供をしていきましょう。
なお、与えるメリットの大きさの調整は感覚的であり、説明が難しいです。一般的な距離感と、(個別で考えるべき)その人たちの距離感の両方が混ざり合ってしまうからです。
傾向として、初対面や知人など、友達未満なら世間一般の常識に合わせる、仲の良い友達やデートできる関係、恋人、夫婦なら(常識より)二人で納得できるバランスを優先するほうがよいです。
できる人はスムーズにできますが、できない人は(昔の著者のように)ある程度の試行錯誤が必要となるかもしれません。
(4)デメリットを与えない
メリットを与えることは重要ですが、それと同じくらい重視すべきことに「デメリットを与えない」があります。
なぜなら、デメリットはメリットの5倍から10倍の影響力があるからです。
また、デメリットの中には致命的なものがあり、これを与えると一発で相手から嫌われてしまい、二度と相手にされなくなります。セクハラは典型例となります。
このように、デメリットは1個~数個で人間関係を悪化させてしまうので、絶対に避けるべきです。
なかなか友達ができない、女性と仲良くなれない人は、無意識のうちにデメリットを与えてしまっているため、総合的に見てデメリットが大きい人になっているかもしれません。
では、デメリットとは何でしょうか。
一言で表現するなら「不快感を与える」「違和感を与える」言葉や行動全般を指します。
例えば、服装と髪型に気を遣わない人は、見た目でデメリットを与えてしまうので、最初から会話を断られやすくなります。
仮に会話できても、見た目に対する先入観からあなたの魅力を素直に受け取ってもらえずに、苦しい戦いをすることになるでしょう。
他にも、隙あらば他人の話に割り込んで自慢話をしてくる、聞かれてもいないのに勝手にアドバイスを始めてしまうなどは、明確なデメリットとなるので避けられやすくなります。
そして、あなたの言葉や行動にデメリットがあると、女性は場の雰囲気を悪くして教えてくれたり、メッセージを無視することによって、間接的に教えてくれます。
こうならないことが大切ですが、最初の頃はどうしても失敗してしまいます。
しかし、それは気にする必要はありません。失敗が悪い事ではなく、失敗から改善や修正できないことが悪いからです。失敗を避けるのではなく、経験を繰り返して何が失敗なのかを知り、同じことを繰り返さないようにしましょう。
私も散々失敗して、今の私があるのですから。
3.まとめ
本記事のまとめです。
- 新しい人間関係を作るために必要
- 人間関係の変化をもたらす
- 他人への興味関心
- 先に相手に与える
- 人間関係に応じて与えるメリットの大きさを変える
- デメリットを与えない
参考になると幸いです。