【伝えるべき】女性の料理が美味しくないときは正直に言うべき?【角が立ちにくい伝え方も】

女性からの手料理は嬉しいものです。彼女ができたことの喜びの1つという人も多いでしょう。

しかし、手料理が必ずしも美味しいとは限りません。全然美味しくない料理や、稀に食べることさえ難しいものが出てきます。

そのような時はどうすればいいのでしょうか。過去の恋愛活動での経験と、現在夫婦生活3年目の経験から解説します。

 

1.女性の料理が美味しくないときは正直に言うべき?

結論から書くと、素直にきちんと言うほうが良い展開になることが多いです。その理由を解説します。

 

(1)自分の料理の実力に気づいていない女性は意外と多い

女性の中には自分の料理の客観的な実力を知らない人も少なくありません。

その最大の理由は、周囲の人から指摘される経験が少ないからです。

なぜなら、料理が下手と指摘するのは相手を感情的に傷つける危険性が高く、人間関係のトラブルの原因となりやすいため、美味しくないときは当たり障りなく流されてしまうのです。

そのため、客観的な料理スキルの評価を知る機会が少ないのです。

 

また、単純に料理経験が少ないという側面もあります。

現代社会では、子どもの頃は料理より学業やスポーツが優先される傾向にあります。宿題、塾通い、習い事など子供は忙しいのです。

大学時代や社会人など大人になっても料理が必須とは限りません。実家暮らしはもちろん、一人暮らしでもコンビニが冷蔵庫代わりとなるので、料理しなくても健康に生きていけるからです。

結局、料理をする機会が少ないので上手になれないというシンプルな構造があるのです。

 

(2)他人からの指摘を受け入れられる人間か否かを確かめるため

特定の女性と一緒になると、料理以外にも言わなければいけない物事が沢山出てきます。

例えば、働き方、将来の方向性、子供の有無・人数・教育方針、老後に向けた資産の蓄積方法、双方の両親の介護や必要なサポートなどです。いずれも料理の美味しさとは別の意味で重要度が高く、解決には話し合いと相互の納得が必要です。

 

このように考えると、料理に対する指摘は、女性の人間性を確かめる良い機会となります。

耳に痛いことでも受け入れて改善できる能力があるなら、将来夫婦になっても困難を何とか乗り越えていけるでしょう。

私の妻のように、指摘を素直に受け止めて改善して、いつの間にか料理上手に進化するパターンもありますので、言ってみる価値は十分にあります。

 

逆に、料理に対する指摘でギャンギャン騒ぐ人は、将来を見据えた必要な話し合いさえ難しく様々な問題を抱えるかもしれません。

他にも、女性の中には「男性は、女性が作ってくれた料理は文句を言わずに全部食べるべき」という誤った価値観を持っている地雷系も存在します。それが早いうちにわかるだけでも大きなメリットでしょう。

 

(3)料理は毎日影響を与えてくる

食事は毎日必要です。その料理が美味しいか美味しくないかは、ボクシングのローキックのように、毎日少しずつ、確実に影響を与えてきます。

当然ですが、料理が上手な方が良いに決まっています。夕食に限定しても、毎日1回女性が料理を作る場合は年間で365回、あなたと女性が料理を均等に分担する場合でも年間で180回近くは女性が作る料理を食べることになります。

50年共にするなら最低でも9000回以上は料理を食べることになります。この回数が嬉しい時間になるのか、それとも嬉しくない時間になるのかは、無視できないと思います。

 

外食に逃げる手もありますが、シンプルに家計を圧迫すること、食塩の過剰摂取など健康面にマイナスとなりやすいことからお勧めできません。

あなたがひたすら耐え続けるという方法もありますが、耐えられなくなった時が地獄となるのでお勧めできません。

 

 

以上、素直にきちんと言うほうが良い展開になることが多い理由を解説しました。

しかし、料理が美味しくない事実を伝えることにためらう人もいるかもしれません。

どのように伝えたらいいのでしょうか。この点を深掘りします。

 

2.女性の料理が美味しくない時の上手な伝え方【工夫と配慮が大事】

女性の料理の腕によって伝え方を変えていくのが良いです。

 

(1)たまに料理を失敗する女性の場合

基本的に美味しいけれど、時々ミスしてしまう、あるいは特定のジャンルや料理方法が苦手な女性への対処です。

 

①普段から料理に対する感謝やプラスのコメントをする

女性の料理に対して平気でマイナス評価を伝えられる男性の多くは、女性の料理に対して日常的にプラスのコメントをしています。その中に、たまにマイナスコメントをつけているから受け入れてもらえるのです。

 

女性が作ってくれる料理は、毎回美味しいわけではありません。塩辛いこともあれば、味が薄いこともあるでしょう。リクエストして作ってほしい料理もあれば、今後は出してほしくない料理もあるでしょう。

しかし、マイナス評価ばかり伝えるのは(作り手の)女性からしたらかなり辛いことです。あなたも、職場の上司から欠点ばかり指摘されたら嫌になるでしょう。逆に、普段から良い点を褒めてくれる上司からの欠点の指摘なら、受け止めやすいと思います。

 

つまり、普段から料理に対してプラスのコメントをしたり、料理に対する感謝を示しているので、たまにマイナスのコメントをしても受け入れてもらえる下地を作っているのです。

この時重要なことは、プラス評価の中でもメリハリをつけることが大事です。私が今の妻に伝えているコメントの一例を以下に記載します。

  • 美味しいね
  • すごく美味しい
  • うまい!
  • この料理、また作って!

 

文字表記だけでも温度感に違いがあることわかるかと思います。これを言葉にすると、声のトーンや言い方はもちろん、あなたのボディランゲージ、料理を実際に食べる姿なども合わさり、あなたの意思を明確に伝えることができるのです。

これをサボって毎回同じ言葉を使ってしまうと、「とりあえず言ってるだけ」と大きな誤解を与えてしまうかもしれません。女性は手間暇かけて料理を作ってくれているのですから、感謝の言葉くらいは毎回考えてコメントしましょう。

 

②美味しくない料理が出た時

たまにはイマイチな料理が出ることもあるでしょう。その時は「何もコメントしない」もしくは「オブラートに包んだコメントをする」のが有力な方法です。この方法は、普段からきちんとコメントしている前提があると、かなり強烈に働きます。

なぜなら、女性は察する能力が鋭いからです。普段料理に嬉しいコメントしてくれる人が何も言わない時、あるいは指摘をする時は「今回は口に合わなかったのかな?」「かなりミスしたかも」と勝手に思ってくれて、必要な改善してくれることが多いのです。

  • 美味しい時 ⇒ 口に出す
  • 美味しくない時 ⇒ 何も言わないか一言やんわりとコメントする

 

ちなみに、私がマイナス評価をするとき、「ちょっと~かな」という言い方を多用しています。これは対人関係が非常に上手な先輩が使っている言い回しを丸パクリしています。「ちょっと塩辛いかな」、などです。

ある程度慣れてきたら、「(塩辛いから、白)ご飯がすすむ君だね!」と言い方を変えるのも有力です。シンプルかつ有力な方法なので、ぜひお試しください。

 

続いて、女性が作ってくれる料理の大半が美味しくない場合の対処を紹介します。

 

(2)美味しくない料理のほうが多い場合

この場合は、美味しくないことをきちんと伝えましょう。その時、女性の心にしこりや反発を残さない工夫が必要となります。

 

①言い回しを考える

言い方1つで女性が受け入れてくれるか反発するかは変わります。女性が受け入れられる言い回しは、個人差があるので、普段の経験から1番受け入れてもらえそうな方法を選択しましょう。これは女性に身近にいるあなたなら何となくわかると思います。

しかし、マイナスコメントのやり方が思いつかない人もいるかもしれません。私が意識しているコツを3つ紹介します。

 

1つは、作り手である女性を批判しない言い回しをすることです。具体的には「俺には塩辛いと思う」「俺には薄味だった」という言い方です。

「(この料理、)俺には少し塩辛い」というと、受け手は強い拒絶感を持ちにくくなります。相手に何かを辞めて欲しい時の優しい言い回しなので、他の場面でも応用できます。

 

2つめは、感謝と批判の順番と割合です。

まずは、感謝を先に言いましょう。料理を作ってくれたことへの感謝は必須です。そのうえで、感謝の割合を7以上(可能なら9以上)、批判の割合を3以下にすることで、女性があなたの指摘を受け入れやすくなります。

マイナスコメントは端的かつシンプルにしましょう。ネチネチいうのはNGです。人間、同じことを何度も言われるのは心底腹が立つものですから絶対に避けましょう。

最後は感謝の言葉で締めましょう。そうすることでマイナスの印象が後に残りにくくなります。感謝の言葉とは、例えば「話を聞いてくれてありがとう。」などで十分でしょう。

 

3つめは、女性の人格否定をしないことです。なぜなら、「料理の上手下手」と「人格」には直接的な関係はないからです。美味しい料理を提供してくれるお店は沢山ありますが、お店からあなたに対する感情は「お客様に対する愛」以上のものは無いでしょう。

愛情はプラスのスパイスとなりますが、過度な期待をしないことが肝要です。

 

この辺りのさじ加減が良く分からない人は、(男女問わず)人間関係が上手な身近な人の言い回しをパクりましょう。かなり参考になるはずです。

 

②女性からあなたへの欠点を指摘してもらう

料理の欠点を指摘した後は、女性があなたに対して直してほしいと思っていることを指摘してもらう時間を設けましょう。これは2つの理由から有効です。

 

1つは、女性の心理的な反発を減らすことができることです。

人間は、一方的に文句を言われて改善させられるのは心理的に受け入れがたいものです。あなたの主張が正論であったとしても、女性の感情に対する配慮が無いと逆恨みされたり、後腐れが残ってしまうかもしれません。

しかし、女性からの文句をその場で聞くことで、「お互い様」という気持ちにさせ、角を立たせにくくすることができるのです。

確かに、耳の痛い指摘は成長に有効なことが多いですが、それは当事者が言っていいセリフではありません。相手の心理や感情へのケアも同時に行い、円滑な人間関係を進めることは今後の人生でも有効な方法です。

それが、あなた自身が最終的により多くのメリットを得ることにもつながります。

 

2つ目は、あなたの欠点を指摘してもらうことで、今後のトラブルの芽を早期に潰すことができる点です。

例えば、「あなたも料理が下手じゃない」と言われたら、それなら一緒に料理スキルを高めよう」と提案して実行するとよいです。

外食を減らして自炊を増やす、料理教室に通うなど、あなたが努力する姿を見せることは女性に対してプラスの働きかけになります。

口だけではなく、行動することで女性もあなたの主張を受け入れやすくなります。それはあなたのみならず、女性にとっても悪い話ではありません。

 

あるいは、女性から料理以外のことを指摘された場合でも、素直に受け入れて改善していきましょう。例えば、「時間にルーズなのが気になる」など、「確かに」と思えることは歩み寄りをしましょう。

その時、「どうすればいいのか、キチンと相談して助言を受ける」ようにしましょう。親身になって教えてくれるのならそこに愛があります。

逆に、「そんなの自分で考えなよ」と突き放してくるなら、その指摘は嫌なことをされたという意識から出てきた言葉かもしれません。内容によりますが、今後の交際継続を立ち止まって考えるほうが良い可能性があります。