「自分ウケ」の服装をして女性受けを狙うことはかなり難しいです。
その理由と普通の男性が取れる具体的な対策を、ファッションアドバイザーもしている師匠の意見と私の恋愛活動の経験も踏まえて解説します。
目次
1.自分ウケの服装はメリットよりデメリットの方が多い理由3選
結論から書くと、自分受けの服装で恋愛活動をするのはお勧めできません。
①自分ウケと女性ウケの両立は難しい
単純な話として、「自分が好きな服装は多くの女性も好む」というのは合理的に見て無理がある話です。これはすぐにわかると思います。
また、男性が好きなファッションと女性が好きなファッションは本質的に違います。よく言われるのが、男性は一点豪華主義です。具体的には、100万円の腕時計をしている俺はオシャレ!と考えることが多いです。
ところが、女性は全体の組み合わせでおしゃれか否かを判断します。組み合わせが良ければ使った金額はほとんど関係ないのが現実です。
さらに、服装の特徴として、ジャンルや好みを尖らせるほど女性からNGを受ける可能性が高くなる現象があります。これはあらゆるジャンルで起こり、逃れることはできません。
自分ウケする服装はファッション的に尖った服装になることが多く、女性ウケを大幅に下げることになりやすいのです。
そのため、自分好みの服装を前面に出してもモテにくい、モテから遠ざかりやすくなります。
しかし、世の中には自分ウケの服装を前面に出してモテまくっている男性がいるのも事実です。彼らはどんな戦略を取っているのでしょうか。
②恋愛玄人が使う高難度戦略の1つ
恋愛玄人の男性は自分好みの服装をしつつ女性をゲットします。
その理論構造をファッションアドバイザーの師匠Aさんが教えてくれましたので、皆さんに共有します。
自分受けの服装をするメリットは以下の通りです。
- 熱狂的にプラス評価をしてくれる女性(最大で2割程度)への口説きが楽になる
- 自分好みのファッションを受け入れてくれる女性を恋人にできる
その代償として、次のデメリットを受けてしまいます。
- 自分好みの服装をすると女性受けから遠ざかりやすい
- 8割以上の女性からNGを受けるため、口説き対象の女性が減る
これらデメリットを以下の2つのテクニックで補います。
- 自分好みの服装と女性ウケする服装のバランス調整能力
- 既に身についている恋愛スキルで女性の口説き成功率を高確率にする
あとはメリットとデメリットのバランスの問題です。デメリットのカバーができればメリットが上回ります。カバーできなければ、デメリットだけが目立ちます。
見ての通り、デメリットをカバーするにはファッションスキルと口説きスキルの両方が必要です。これはほとんどの男性には実現困難であり、失敗する可能性が非常に高いのです。
なお、ファッションアドバイザーの師匠は、ここで紹介した戦術をキャバクラで使っています。その理由は「俺のファッションが嫌いな女は要らない」から。実際、それでモテているのです。
しかし、私にファッションアドバイスする時はごく普通に服を提案してきます。師匠は自分自身が使っている戦略は、普通の男性が実現することが困難だと知っているのです。
余談ですが、ごく普通の服装の私も女性にモテる黄金時代をゲットしましたのでご安心ください。
③単なるセールストークのことが多い
自分受けを勧める情報の多くはセールストークの枕詞になりがちです。
- 自分らしさをきちんと出す男性はモテる!
- これが具体例!
- あなたもこの服を買ってモテよう!
つまり、情報の出し手の目的は、商品を売りたい意識が強いのです。あなたが女性にモテて欲しいというのは二の次です。実際、このように紹介された服は3年も経たずに別の服が紹介されているものです。
さらなる問題は、ここで紹介されるような服装でモテるには諸条件があります。
- ある程度ファッションを知っている
- 女性ウケをきちんと理解している
- その服(パーツ)に合わせて他の服を選択するコーディネートスキルがある
つまり、その服をきちんと使いこなせる必要があります。
ところが、現実には大抵の男性が使いこなせず、その服を着ても逆効果になります。
例えるなら、就職活動をするために初めてスーツを着た就活生のようなもの。彼らは一目で「就活生だな」とわかってしまいます。
それはスーツに着られているような印象がでてしまうのから。これと似たようなことを恋愛の場でしてしまうと、初対面で女性から高確率でNGされてしまいます。
そもそも論として、自分ウケで持てるなら、全ての男性がモテることになります。
ファッションの構成要素は服だけではありません。髪型、顔つき、身長、体型など、目に見えるあらゆる要素の集合体です。
だから、どんなに頑張っても他人と同じになれないのだからあなたは常にオンリーワン、すなわちその分野のナンバーワンとなるのです。
結局、どんな服を選んでも自分らしさは出てしまいます。それでモテるなら苦労はないのです(笑)
以上、自分ウケの服装で女性ウケを狙うのは辞めたほうが良い理由を紹介しました。
では、女性に受ける服装とは何でしょうか。その点を深掘りします。
2.普通の男性が目指すべき服装とは?
基本的な3つを紹介します。
①女性受けする服を選ぶ
あなたが着たい服と女性受けする服。
この2つは確実に切り分けて考えましょう。
あなたがどちらを選ぶのかは自由です。しかし、恋愛で成果を出しやすくしたいのであれば、女性受けする服を選ぶほうが絶対に有利です。
ナンパで20年活動を続ける恋愛ファッションアドバイザーの師匠Bさんは、講演会でこのような話をしてくれました、
- 私は今着ている服装が大好きだが、女性には絶対にモテないことを知っている
- 私の同僚Aさんがコーディネートの服は女性の反応が非常に良いが、個人的には死ぬほど嫌い。
- 女性に会うときはAさんお勧めの服を着る。なぜなら、その方がモテるから。
- 恋愛で勝ちたければ女性受けする服装を選ぶこと。自分が好きな服装で勝てるほど、恋愛の世界では甘くない。
恋愛ファッションのプロですら、自分の好みを捨てて、女性受けする服装を選んでいるのです。いや、プロだからこそ成果を出すことを最優先しているのです。
下手に自分好みを取り入れるより、100%女性受けに特化するほうが成果を手にするには有力です。恋愛初心者もこの思考を真似するほうが望みの成果につながります。
自分好みの服装をするのは、望みの女性を恋人にしてからでも十分に間に合います。
②女性のファッションセンスに合わせる
女性と男性ではオシャレセンスが異なります。この差を埋めるには、男性が女性に歩み寄ることが大事です。
なぜなら、男性=口説く側、女性=口説かれる側だからです。
具体例で説明すると、男性=営業マン、女性=お客さんです。商品を売りたいなら、営業マンがお客さんの要望に合わせるのが普通ですね。お客さんが欲しいものを提供する、疑問に回答するなど、お客さんの納得を得られることで商売は成立します。
恋愛ではあなたという人間を、女性に受け入れてもらう必要があります。その時、女性の価値観で簡単に受け入れられるものを提供すると話が早いのです。だから男性は、女性のファッションセンスに歩み寄るほうが得策となるのです。
では、「これが男のお洒落なんだよ!」と言って男性のおしゃれを押し付けるとどうなるのでしょうか。
大抵の女性はそんな男性を拒絶します。代わりに、自分の価値観や感性で受け入れられるファッションの男性を話し相手に選びます。女性が男性のファッションを受け入れる義理は一切ないからです。
はっきり言うと、恋愛において男性と女性は対等ではありません。それはファッション以外でも様々な場面で直面する現実です。
では、女性のファッションセンスに受け入れられる服装とは何でしょうか。
その1つである「ベーシックな服装」を紹介します。
③ベーシックな服装を使いこなす
女性受けする服装と言われてもよくわからない、そもそも服装に興味が無いという男性もいらっしゃると思います。(著者も服に興味がありません。)
そんな方にはベーシックな服装をお勧めします。メリットは以下の通りです。
- 全ての服装の基本スキルが身につく
- 誰でも似合う上に女性受けしやすい
- 低コストで買える
私自身はベーシックな服装で恋愛活動をし続けましたが、普通に女性受けを実現して、圧倒的なモテ期を実現させました。無理にお洒落を頑張るより、基礎基本を身につけるほうが早く成果に辿り着きますよ。